食べる

さいたまに24時間営業の無人ギョーザ直売所 ラーメン店「一代元」の味を家庭でも

無人ギョーザ直売所と営業部長の室井豊和さん

無人ギョーザ直売所と営業部長の室井豊和さん

  • 51

  •  

 「無人餃子(ぎょうざ)直売所 一代元 上小町店」(さいたま市大宮区上小町)がオープンして1カ月がたった。

毎日工場から直送される「名物餃子」と「大粒焼売」

[広告]

 「ラーメン&らーめん一代元」を全国で展開する一和フーズ(さいたま市北区吉野町2)が運営する同店。無人ギョーザ直売所の出店は、7月にオープンした桜木町店(さいたま市大宮区)に続き、2店舗目となる。

 営業部長の室井豊和さんは「コロナ禍の影響を受け、経営と現場が一体でデリバリー体制の強化やギョーザの通信販売などを手掛けてきたが、さらなる一手として無人直売所の出店に踏み切った」と話す。

 同店には、「ラーメン&らーめん一代元」で提供している商品と同じ「一代元名物餃子(40個入り)」「一代元大粒焼売(15個入り)」(以上1,000円)を、毎日工場から届ける。「野菜炒めのたれ」「食べるラー油 一辣油(らーゆ)」(以上250円)なども販売する。販売の際は、客に希望する商品分の代金を自動券売機に投入してもらい、冷凍庫や冷蔵庫からセルフサービスで商品を取り出し持ち帰ってもらう。

 室井さんは「一足早くスタートした通信販売では、立ち上げ当初、購入したお客さまから『見た目』や『皮にわずかに開いた隙間』などギョーザについての指摘をもらうこともあった。対面での提供とは違う難しさに直面したが、指摘のおかげで皮や工程を細かく改善できたことから、この業態でも確かな品質の商品を届けられるようになった」と自信をのぞかせる。「味の大きなこだわりは『キャベツの歯ごたえ』。工場担当者と農家が徹底的に意見交換しながらギョーザに適した水分量や味のキャベツを仕入れている。製造現場では気候や季節に合わせて皮の状態や室温などをコントロールするなどベテランスタッフの経験にも大いに助けられながら、安定した味を実現している」とも。

 9月下旬から10月上旬をめどに、日進、東大宮(以上、さいたま市北区)、上尾市にも店舗をオープンする予定という。室井さんは「住宅街にある上小町店は大量に購入するお客さまも多く、店が地域やお客さまの暮らしに根を張る様子が感じられてうれしい。一人でも多くのお客さまに一代元の味でおなか一杯になってもらえたら」とほほ笑む。

 24時間営業。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース