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さいたまのカフェ「45CAFE」が6周年 まきストーブやブランコも

店内は32席。冬季はまきストーブで店全体を暖める

店内は32席。冬季はまきストーブで店全体を暖める

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 さいたま・宮原のカフェ「45CAFE(フォーファイブカフェ)」(さいたま市北区宮原町1)が1月10日、6周年を迎える。

テラス席にはブランコも

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 大宮出身の店主・鈴木伸吾さんは、新卒で入社した乳業メーカーで営業経験を積んだ後、大手コーヒーチェーン店に転職。14年半店舗に立ち、コーヒーや店舗経営の知識・技術を磨いたという。鈴木さんは「当時は日本人がコーヒー片手に街を歩くという姿がまだ珍しかったが、その文化が次第に浸透していく様子を目にして、『地元の大宮にもコーヒーを通じて新たな文化をもたらしたい』という気持ちが強くなった」と話す。

 店名の「45」は、店のコンセプトである「四季を五感で感じる場所」から付けた。32席の店内にはまきストーブを設置し、気候が穏やかな季節にはテラスに面した窓を開放する。ブランコが設置されたテラス席も5席あり、子連れやペット連れの客に人気だという。鈴木さんは「ストーブは当店のモチーフ的存在。コーヒーと共にまきがはぜる音や香りを五感で楽しんでもらえたら」と話す。

 東京・清澄白河で焙煎(ばいせん)された「オールプレスエスプレッソ」を使ったコーヒーやドリンクを提供する。月替わりのキッシュやサンドイッチ、フルーツなどを使ったマフィンなどは毎日店内でスタッフが焼いている。鈴木さんは「カフェラテに使うコーヒー豆の風味や、牛乳の脂肪分も季節によって微妙に変化する。ぶれない味を常に再現するのではなく、季節ごとの味わいの変化を感じてもらうことを大切にしている」と話す。「メニューからも四季を感じてもらえるよう、定期的に季節をイメージしたレシピをスタッフと共に開発している」とも。

 鈴木さんは「6年間で、お客さまに家族が増えたり、赤ちゃんだったお子さんが小学生になったりと、お客さまの日常のスト―リーに当店が関われることがうれしい。スタッフとお客さまや、お客さま同士のつながりが広がり深まることが喜び。これからもこの地で長く愛される店を作っていければ」とほほ笑む。「熊谷や秩父など県内遠方から足を運ぶ常連客も多く、『2号店を出店してほしい』という声を掛けてもらうことも多い。テークアウト専門店などの可能性も含めて、新たな店を出すのが直近の目標」とも。

 営業時間は10時~19時(現在は時短営業中で18時まで)、日曜・祝日は18時まで。

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