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年度末閉館「市民会館おおみや」が人探し 1970年開館時に市報掲載の小学生

「市報おおみや昭和45年11月号」表紙の小学生を探している

「市報おおみや昭和45年11月号」表紙の小学生を探している

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 「ありがとう市民会館おおみや実行委員会」が現在、市民会館おおみや(さいたま市大宮区下町3)の1970(昭和45)年開館時の市報表紙に掲載された小学生を探している。

現在の「市民会館おおみや」の同アングル

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 1970年1月に完成した同館。老朽化などのため2022年3月末で閉館し、4月、大宮駅東口に建設中の「RaiBoC Hall(レイボックホール)」(大門町2)へ移転する。

 同実行委員会がお別れイベントの一つとして企画したのが、当時大宮市の「市報おおみや(昭和45年11月号)」の表紙に掲載された小学生を探すこと。表紙には開館したばかりの同会館の前で、10人以上の小学生が笑顔で写っている。3月21日に行われるお別れイベントのフィナーレプログラムに招待し、表紙と同じポジションで記念撮影をしてプレゼントしたいと考えている。

 小学生たちは、「1961(昭和36)年生まれの大宮南小学校の生徒」というところまでは分かっており、当時は小学3年生か4年生、現在は60歳か61歳と思われるという。

 同実行委員会は、同小学校の60歳前後の卒業生に声を掛けたり、公式サイトやSNSで呼び掛けたりしている。SNSでは多くの反響があったものの、現在見つかっているのはPTAのOBなど地元ネットワークを通して情報があった、右から3人目の横向きの女の子のみだという。

 表紙と同じアングルの現在の市民会館おおみやは、開館当時になかった小ホールができ、階段はスロープに変更。背後の氷川参道のケヤキ並木の背は高くなり、看板のコンクリートは黒ずんでいる。市合併に伴い「大宮市民会館」から「さいたま市民会館おおみや」と看板の文字も変わっており、52年の歳月を感じさせる。

 同実行委員会長の久世晴雅さんは「市民会館おおみやと同じく歳月を経て大人になった開館当時の小学生が集合して記念撮影をすることができたらうれしい。多くの方々に広めてもらいたい」と協力を呼び掛ける。連絡は、公式ホームページに掲載のメールアドレスまで。

 3月18日から4日間にわたり開催されるお別れイベントは、地元の小中学生や市民団体によるステージや大宮グルメが楽しめるマルシェ、バックステージツアーのほか、大宮ラクーンよしもと劇場の「大宮セブン」によるスペシャルライブや、三遊亭楽生さんが出演する寄席、三遊亭鬼丸さんが語り部となる「60分でわかる氷川神社のすごさ」、大宮出身の漫画家あらい太朗さんが書き下ろし、俳優・村田綾さんが共同プロデュースした大宮を舞台にした演劇、ダイアモンド☆ユカイさんをはじめビッグバンドによるフィナーレが予定されている。

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