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氷川参道沿いの台湾屋台料理店が6周年 日台友好深めるワークショップも

水引で作った梅がモチーフのチャーム

水引で作った梅がモチーフのチャーム

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 氷川参道沿いの台湾屋台料理店「台湾茶房 e~one(イーワン)」(さいたま市大宮区東町1)が9月6日で6周年を迎えた。

店内風景

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 台湾の駅弁を再現した「台湾鉄道排骨(パイコー)弁当」や台湾屋台の定番「魯肉飯(ルーローハン)」など、台湾庶民の味を現地に近い味で再現し提供している同店。コロナ禍の影響が大きくなってからはテイクアウト販売も始めたほか、昨年の5周年の機会に台湾の生活雑貨をミニチュアキーホルダーにした「台湾ガチャ」を設置し、収益の一部を子ども食堂に寄付している。

 6周年記念で9月4日、日本の伝統工芸「水引」を使って台湾の国花「梅」をモチーフにしたチャームを作る「日台友好ワークショップ」を開いた。オーナーシェフの中平恭博さんの妻で台湾出身の中平英里華さんは「水引には人と人を結びつける意味がある。なかなか台湾に行けないこのご時世でも、台湾と日本を結ぶことができればという思いから、このワークショップが実現した」と話す。「オーナーシェフの父が長野県飯田市の出身で、飯田市は日本一の水引の生産地。不思議な結びつきを感じる」とも。

 ワークショップに参加した岩槻在住の50代女性は「台湾にはよく行っていたが、今はなかなか行けないので、台湾の味を思い出したくなるとこの店に来る」と話していた。

 講師を務めたのは、宮の恵工房の田所香織さんとmeguMiさん。華道家として活動するmeguMiさんは氷川神社に作品を奉納しており、氷川神社で行われたイベントがきっかけでつながりができたという。英里華さんは「コロナの影響で、4周年と5周年は人が集まらない企画しかできず、6周年では少人数で開ける企画をやりたいと考えていたところ、水引ワークショップの話を頂き、今回の開催につながった。今後も、台湾と日本の友好を深めるワークショップを開いていきたい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=18時~21時。日曜・月曜定休。

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