「第18回さいたま新都心 大道芸フェスティバル」が1月7日・8日、3年ぶりに開催された。主催はさいたまアリーナと埼玉県。
上空9メートルのバランス芸を成功「Asterisk NOVA(アスタリスクノバ)」
2日間で52団体のアーティストが参加した同イベント。けやきひろばからJRさいたま新都心駅の東西自由通路、コクーンシティ1~3の屋内外に設置された13の会場、4つの定点会場でパフォーマンスが繰り広げられた。自由に動き回るウオーキングアクトも見られた。
ストリート・ジャズ・サックス・アンサンブル「HIBI★Chazz-K」は楽譜のない演奏を観客とコミュニケーションを取りながら披露。リーダーの日?(ひび)則彦さんは「お客さまが温かく迎えてくれ楽しくパフォーマンスができた。これまでこのイベントには何度か出演している。今回3年ぶりの開催でようやく戻って来られたと感じ、本当にうれしい」とほほ笑んだ。
息の合った無重力アクロバットやブレイクダンスを披露した2人組「しょぎょーむじょーブラザーズ」は初参加。「ずっと出たいと思っていたイベント。予想以上のお客さまが集まっていただき、盛り上げてもらった」と振り返る。さいたま市浦和区から家族と訪れた7歳の男児は「パフォーマーは寒くて大変そうだけど、面白くて、たくさん笑ったし、すごいと思った」と笑顔だった。
事務局の沼尾義彦さんは「昨年秋に開催を決めると続々とパフォーマーから参加申し込みがあり、情報解禁以降、お客さまからもお問い合わせを多くいただき、『お待たせしました』という気持ちだった。各会場に体温計と消毒液を置いたり、少しでも空間を空けられるよう椅子を置いたり、よりお客さまに配慮したイベントを目指した。再来年は第20回目となる節目の年なので、それに向けて新しい試みを検討していきたい」と意気込む。