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大宮の洋菓子店が1周年 氷川神社とコラボで大宮土産菓子を開発

「YAKUMO」のロゴが目を引く店舗外観

「YAKUMO」のロゴが目を引く店舗外観

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 洋菓子店「氷川の杜 YAKUMO(ひかわのもりやくも)」(さいたま市北区東大成町1)が1月29日で1周年を迎えた。

ショーケースでも目を引く「ラピスラズリ」

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 パティシエ手作りの業務用ケーキを150以上の飲食店やホテル・施設に卸販売している斉藤商事(さいたま市北区日進町2)が経営する同店。昨年11月、2代目社長に就任した斉藤海渡さんは「地元には、初代社長である父が1979(昭和54)年の創業以来築いてきた人間関係があり、『新しい大宮土産菓子を作ってほしい』という打診を以前から受けていた」と話す。本業が忙しく手が付けられずにいたが、「事業再構築補助金」をきっかけに着手することを決意したという。

 斉藤さんは「この機会に消費者向けに販売する新規事業を始めようと考えた。父と付き合いがあった氷川神社の権宮司に一緒に大宮土産菓子を作る提案をしたところ快諾してもらい、氷川神社とのコラボ商品の開発に取り組むことにした。新工場を作るつもりで購入していた物件を店舗にし、店名は氷川神社の神紋・八雲紋(やくももん)にちなんで『氷川の杜 YAKUMO』にした」と話す。

 代表的な商品は「氷川ご縁ぷりん」(432円)。「なめらかなプリンに、あえて苦めにした濃厚なカラメルソースを別添えにすることで、味を変えながら楽しむことができる」という。ジャージークリームをスフレチーズ生地で巻いた「氷川ロール」(2,376円)や、緑豊かな氷川参道と氷川神社の御神木をイメージした「氷川の杜リーフパイ」(御神木リーフパイ=1枚194円、参道リーフパイ=同270円)など、氷川神社にちなんだモチーフやパッケージの商品を多くそろえる。

 店頭では卸販売経験の知識と技術を生かした手作りの生ケーキも販売。斉藤さんは「最初はプリンとロールケーキだけに特化した店にすることも考えたが、対消費者向けの店にはやはり生ケーキがあった方がいいと考えた」と話す。

 「当店では『百年先も続くお菓子』を目指している。この一年は、やっと最初の一歩を踏み出したところ。『大宮の手土産といえばYAKUMO』と言われるようになるまで、今後も新商品や季節限定商品の開発に取り組みながら、大宮での知名度を高めていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。木曜定休。

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