イベント「ストリートこたつcafe inさいたま新都心」が3月17日~19日、さいたま新都心駅東西自由通路(さいたま市中央区)で開催された。主催は「つきのとかげプロジェクト」。
屋外に置かれたこたつを囲んで、コーヒーを飲んだりボードゲームを楽しんだり、何もせずにぼーっとしたり、好きなように過ごす同イベント。こたつ以外にも、卓球、モルック、書道体験、表現ワークショップやアート作品を巡るアートウオッチングなどのプログラムも行った。
「つきのとかげプロジェクト」では、さいたま新都心で働く人同士で交流する場所を作るために月1回の「朝活」やイベントを企画運営している。働く人の家族や地域外の参加者も増え、今回初めて東西自由通路でこたつを囲んでコーヒーを飲みながら、誰でも思い思いに過ごせるイベントを開いた。会場にはスタッフが持ち寄ったこたつが並んだ。無料でコーヒー提供などを行うため、初めて企業の協賛・協力を募ったという。
同団体事務局の島田正樹さんは「さいたま新都心は働く人、買い物に来る人、イベントに来る人などが『目的を果たしたら帰っていく街』という印象があり、『余白の時間』を誰かと思い思いに過ごせる場所を作りたかった。今回のイベント中は、家族連れやカップル、おひとりの方など、さまざまな人が通りすがりに足を止めて参加してくれた。こたつも常に誰かが座っていて、初対面同士で相席になることもあった。自然と人数の足りないゲームにスタッフが加わり、参加者の見分けがつかないくらい和気あいあいとした空間を作ることができた。想像していたイベントを実現することができてうれしい。今後は、今イベントに向けて話してきた企業とコミュニケーションを取り、働く人のニーズに合った催しも探っていけたら」と意気込む。