「米のフェア 米粉(まいこ)カフェ」が現在、上尾の「まいこカフェ」(上尾市柏座3)で開催されている。
有機卵を使ったオムライスやハンドドリップコーヒー、スイーツなどを提供する同カフェ。小麦価格の高騰や国内で米の消費が減っていることから、米を使ったメニューを提供したいと考えていた店主の安達舞子さんが上尾商工会議所のメンバーと参加した埼玉県内の企業マッチング会で、上里町にある天神農園の玄米と水からできた「ライスミルク」に出合った。ライスミルクを試飲したところ、「今まで飲んだことのない味わいで、栄養価も高く甘みがある」ことから、店で提供したいと交渉、業務用に卸してもらうことが決まったという。飲食店の知人から、日本酒「文楽」の製造販売を行う北西酒造(上尾市上町2)の紹介を受け、酒粕の提供も受けられることになった。
安達さんはライスミルクと酒粕、米粉を使ったオリジナルメニューを提供するイベントを企画。イベント名は、自身の名前と店の名前から「米のフェア 米粉カフェ」とした。
期間中、米粉のニョッキ レモンクリームソース(1,200円)や、自家製ジンジャーシロップを加えたライスミルクジンジャーと、イチゴの甘みが加わったライスミルクストロベリー(以上500円)、北西(文楽)酒造の酒粕パンナコッタ(450円)を提供するほか、川島町にあるメリーファームの米「彩のきずな」3合(持ち帰りのみ500円)を販売している。メニューは全てテイクアウト可能。米粉の抹茶シフォンケーキ(480円)や米粉の抹茶フィナンシェ(190円)など米粉の焼き菓子も提供する。
フェアで提供するメニューは、まいこカフェのインスタグラムで作り方の動画ライブやレシピを公開している。5月26日と5月28日の20時から動画ライブを行う。店内では紙に印刷したメニューを用意し、希望者に渡している。
安達さんは「今回のメニューは、お米効果で食べた後はおなかがいっぱい。米粉を使うのが難しいと感じている方やライスミルクをはじめて飲む方は、レシピを参考にして作ってほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~18時。月曜定休。5月28日まで。