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大宮で中小企業の情報発信イベント オンライン同時配信、消費者にも発信

ミス日本酒埼玉代表の高野璃奈さん

ミス日本酒埼玉代表の高野璃奈さん

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 「第5回 新製品・新サービス合同記者発表会」が10月12日、パレスホテル大宮(さいたま市大宮区桜木町1)を会場に、オンライン併用型で開催された。主催は埼玉県中小企業団体中央会(TEL 048-641-1315)。

オールレザートレーニングアイテム「レザーラップダンベル」

 埼玉県中小企業団体中央会が、中小企業組合の広報活動支援を目的に年に1回開催している同発表会。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、同会の様子をオンラインでライブ配信した。発表会のライブ配信は同会としての初の試み。

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 同会は中小企業の発展を目的に、中小企業組合・グループの設立や運営・経営支援を行っている。今年は、新型コロナウイルスの広まりを受け、補助金や支援策に関する相談が多く寄せられているという。同会連携支援部の馬場大樹さんは「今年は、給付金に関する情報など、組合の構成企業に向けた情報発信も多く行ってきた」と話す。

 本年度の発表会には、「埼玉オートバイ事業協同組合」「埼玉県酒造組合」「企業組合i-casket」「埼玉皮革関連事業協同組合」「協同組合埼玉県畳協会」の5団体が参加し、新サービスや商品、企画イベントを発表した。同会はこれまでメディア向けに開催してきたが、オンライン配信とユーチューブでの一般公開により、消費者への直接的な情報発信も目指す。

 埼玉皮革関連事業協同組合は、日本初のオールレザートレーニングアイテム「レザーラップダンベル」「レザーマット」「レザーなわ跳び」を発表。自宅で過ごす時間をより楽しく、豊かにできる革製品をテーマに高級志向の商品を開発した。同組合理事長の河合一典さんは「近年、人工皮革商品の広まりによる天然皮革の消費低迷が課題」と話す。同商品は、それぞれの用途や摩耗しやすい箇所に応じて最適な鞣(なめ)し方で製作されており、「日本の伝統職人ならではの繊細な技術が求められる」という。「いいレザーの日」にちなみ、11月3日に販売を開始する。

 埼玉県酒造組合は、大宮氷川神社への県内34酒蔵の菰樽(こもだる)奉納を紹介。2017(平成29)年1月の奉納から3年が経過する節目に、菰樽の入れ替えと共に新型コロナウイルスの退散祈願を実施する。同奉納は12月初旬、正式参拝は同中旬に行う予定で、一般公開される。来年2月には氷川神社を会場に「振る舞い酒」として約1000人分の酒を用意する試飲会を企画する。

 同組合副理会長の滝澤英之さんは「埼玉県は全国第4位の酒の出荷量を誇り、名水100選を使った銘酒も多く製造している。県内外の多くの方に埼玉の地酒を知ってもらう機会になれば」と話す。奉納・試飲会共に参加するミス日本酒埼玉代表の高野璃奈さんは「埼玉にはおいしいお米と水、酒蔵の方々が腕によりをかけて造ったおいしい日本酒がたくさんある。埼玉の地酒を多くの方に発信していきたい」と意気込みを見せた。

 馬場さんは「初めての試みのライブ配信を成功させるべく、組合の方々への事前周知や雰囲気作りに力を入れた。当日準備は撮影スタッフ・組合の方々を含め全員で行うなど、組合の方々の緊張が強まらないよう工夫した」と振り返る。「『多様な働き方』が広まる中で、支援組織としての支援の形も変わってくると思う。私たちのスキルアップや支援の手段・内容を充実できるよう取り組んでいきたい」とも。

 同発表会の様子は埼玉県中小企業団体中央会のホームページから閲覧できる。