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小中学生向けプログラミングクラブ「CoderDojo」 大宮で3年ぶり再開

コロナ禍を経て3年ぶりに開催された小中学生向けプログラミングクラブ「CoderDojoさいたま」で、プログラムを書いて作ったゲームを発表し合う様子

コロナ禍を経て3年ぶりに開催された小中学生向けプログラミングクラブ「CoderDojoさいたま」で、プログラムを書いて作ったゲームを発表し合う様子

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 小中学生向けプログラミングクラブ「CoderDojo(コーダー道場)さいたま」が7月22日、大宮駅東口の貸会議室「6F(ロクエフ)」(さいたま市大宮区宮町1)で開催された。2014(平成26)年からほぼ毎月開いていたが、コロナ禍の影響で2020年から休止しており、今回は3年ぶり80回目の開催となった。

Scratchというプログラミング言語で作ったシューティングゲーム作品を見る様子

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 CoderDojoは2011年、アイルランドで始まり、自発的にプログラミングをやりたいと思っている小中学生を対象にした無料のプログラミングクラブ。統一されたカリキュラムはなく、代わりにアドバイスを求められたときに一緒に考えたり、子ども同士で作品を発表し合う機会を設けるなど、参加者の作りたいものを後押しするのが特徴。有志により日本国内でも200以上の地域で開催されており、「CoderDojoさいたま」はさいたま市を拠点にしている。

 当日は、「ニンジャ」と呼ばれる小中学生の参加者9人、「メンター」と呼ばれるニンジャをサポート大人16人が参加した。

 メンターを務める岡嶋和弘さんは「ボランティアで開催しており、楽しいと思えることが原動力。コロナ禍を経て、また再開できてうれしい」と話す。

 第1回の開催から関わっているメンターの星野邦敏さんは「10年がたち、初めの頃に参加していたニンジャがメンターとなって戻ってきてくれるケースも増えていてうれしい。当時小学生だった子どもが10年たって、上場企業経営者の財団の支援を受けて留学や海外の大学に進学したり、高専に進学したり、自分たちで団体を立ち上げた子もいる。参加する子どもは自発的に来る子どもが多く、接することで(こちらも)刺激になっている」と話す。

 次回開催は8月26日14時~16時を予定している。参加無料。要事前申し込み。

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