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さいたまの讃岐うどん店がリニューアル ぶっかけスタイル定着で店名変更

店主の小野勝久さんと女将(おかみ)の尚子さん

店主の小野勝久さんと女将(おかみ)の尚子さん

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 「ぶっかけうどん小野」(さいたま市中央区本町東5)が「おのうどん」に店名を変更し、8月20日、営業を再開した。

海老天などをトッピングした「スペシャルぶっかけうどん」

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 2022年6月14日から一時休業し、リニューアル工事を行っていたが、「おのうどん」と屋号を改めリニューアルした。店舗は以前と変わらず同じ場所にある。20年前に開店した当時、埼玉ではぶっかけスタイルでうどんを食べることがまだ珍しかった。そのため「ぶっかけ」を屋号に入れていた。最近は地域の人たちに讃岐スタイルの食べ方が浸透し、「おのうどん」と親しまれていることからリニューアルを機に「おのうどん」に変更した。

 うどんは店主の小野勝久さんが香川県で修業していた「ぶっかけうどん大円」の製法を継承し、讃岐うどんを提供している。看板メニューのぶっかけうどんは、讃岐うどんでは定番の食べ方。うどんとだしつゆを「ひや」「あつ」組み合わせて注文できるのが特徴。「ひやひや」「ひやあつ」のように「うどんの温度」「だしの温度」の順序で注文時に伝える。

 ぶっかけうどんは、海老(えび)天、山かけ、卵をトッピングした「スペシャルぶっかけうどん」(1,000円)や、大きな油揚げをのせた「ざぶとん」(870円)などを用意。「かけうどん」(800円)をベースに、「天ぷらうどん」(880円)や「肉うどん」(980円)など、温かいかけうどんも用意する。小野さんは「今後はうどんのベースは変えないが、讃岐うどんにこだわりすぎず、新しいメニューづくりにチャレンジしたい」と話す。香川のうどん店に多くある「讃岐味噌(みそ)おでん」も提供する。「大根」「卵」(以上130円)、牛すじ(170円)など。

 今後はイベント営業を検討している。以前の店で提供していた限定メニューの中で、人気はあるが手がかかるため提供を諦めたメニューがあるという。そうしたメニューを「限定メニュー提供の日」としてイベント営業を検討している。普段は夜の営業は行わないが、酒の提供、グループでの貸し切り営業をイベント日として営業することも併せて検討している。

 女将(おかみ)の小野尚子さんは「私たち、スタッフ、お客さまと共に楽しめる店を目指したい」と意気込む。スタッフが初日から迷わず働ける仕組みや、卒業したスタッフが帰ってこられる店づくりを目指している。「長く楽しみながら、店をやっていきたい」とも。

 営業時間は11時~15時(だしがなくなり次第終了)。水曜・日曜定休。

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