大宮駅西口のスペインバル「バル デ エスパーニャ セロ」(さいたま市大宮区桜木町2、TEL 048-643-2303)で1月25日、捨てられたペットの殺処分を考える映画「ノー・ヴォィス」の上映会とシネマワールドカフェが、同作の監督・古新舜さんを交えて開催される。
捨てられたペットの殺処分を考える映画「ノー・ヴォィス」のワンシーン
飼い主に捨てられるなどして多くの犬猫が殺処分されている実情を、ドラマ編とドキュメンタリー編の2部構成で伝える同作品。主演は市瀬秀和さん、樋口夢祈さんで、浅田美代子さんがナレーションを務めた。昨年11月から劇場公開が始まり、学校や公民館などでの自主上映の輪が広がっている。
映画を製作したきっかけについて、古新さんは「あるアニマルシェルターを取材に行った際、多くの犬猫の鳴き声に驚いた。その時、職員が『私の夢は自分の仕事が無くなること』と話していたことに犬猫への深い愛情を感じ、これを映画で伝えたいと思った」と話す。埼玉県出身の古新さん。映画の撮影は、主にさいたま市内で行われた。
大宮での上映会では、古新さんが進行役を務めるワールドカフェと交流会も行われる。「犬猫の命という、身近だが見過ごされがちなテーマをきっかけに、社会とのつながりや、生きるとは何かを感じ、考える機会にしてもらえたら」と古新さん。「映画を見た後の感想や命の大切さを感じる時間を皆さんと共有したい。親子や世代間の絆を深めるきっかけにもなればうれしい」とも。
開場は13時30分。定員は20人で、事前の申し込みが必要。詳しくはフェイスブックのイベントページで確認できる。