「ものづくり・ことづくり楽しいマルシェ『テヅクリハナコ』」が6月9日、東大宮のハレノテラスひだまり広場(さいたま市見沼区島町)で開催される。主催は北欧雑貨作家でディスプレー講師の衣川清歌(さやか)さんで、事務局をイラストレーターのたまひろみさんが務める。
ハンドメードとワークショップの23ブースが出店する同イベント。天然木の家具作家「Turquoise Blue」さんは普段イベント出店していないが、「衣川さんなら」と参加を決めたという。アロマやハーブの「ほっこり堂」は最も遠方の山梨県より参加。アロマシャボン玉つくりのワークショップを提供する。「テヅクリハナコ」には「ハンドメード作家を大切にしたい」という思いが込め、出店者を「ハナコ」「ハナヲ」と呼んでいる。
岩槻在住の衣川さんは幼稚園教諭を経て作家活動を始め、さまざまなマルシェへ出店して経験を重ねてきた。そこから出店者のディスプレーにアドバイスを求められることが増え、イベント開催側にも回ってみようと考えたという。同会場に相談したところ、応援したいと快諾された。約半年かけて準備を進め、たまさんがキャラクターをデザインし、2人で名前とロゴは考えたという。
たまさんは「経験豊富なすてきな作家さんたちに集まってもらった。どんな『もの』や『こと』が待っているか、ワクワクしながら見に来てほしい。デザインしたキャラクターは昭和レトロを意識したので、慣れ親しんでもらえたら」と話す。
当日は会場の雰囲気を生かし、通りすがりでも立ち寄りやすい工夫を施す。3店以上の参加または購入で、数量限定で作家の「プレゼント」を受け取れる企画も準備している。
衣川さんは「たまさんと得意な役割を分担することで、主催者が気持ちに余裕を持てるようにしている。出店者にも気持ちよく参加してもらえるよう準備してきたところ、手伝いたいという声も上がり、本当に助けられている。予約不要なので、ぜひ立ち寄ってほしい。今後も、場所にこだわらず開催していけたら」と話す。
開催時間は10時~16時。雨天中止。