さいたま市西区の区政10周年事業である「西来る(サイクル)フェスタ」が2月2日、大宮けんぽグラウンド(西区二ツ宮)で開かれた。
区政10周年の記念事業として行われた同フェスタ。同区の地域資源であり、サイクリストの中心地とも言える「荒川サイクリングロード」を使ったサイクリング(約18キロメートル)をメーンに、ペダルのない「ランバイク」を使ったキッズレース、ステージショーなどさまざまな自転車関連イベントが行われた。
サイクリングには100人ほどの一般参加者に加え、昨年開催された「さいたまクリテリウム」などで自転車文化の醸成を目指すさいたま市から清水勇人さいたま市長をはじめ、市区政関係者やアルディージャの塚本泰史アンバサダーなど多くのゲストが参加。軽快車でスタート待ちの列に並んでいた同区在住の女性は、「ちょっと距離はあるが普段から移動には自転車を使って慣れているので大丈夫。こういうイベントへの参加は初めてなので楽しみ」と話し、大矢西区長のスタート合図とともに元気にスタートした。
サイクリングの間、ステージでは同区在住でバイクトライアルの世界ランカーでもある中学生・安部健太くんや地元ゆかりのライダーが参加したトライアルショーや、プロライダー田中光太郎さんによるBMXショーなどが行われ、その妙技に多くの歓声が上がった。
イベントを主催した西区コミュニティ課の飯塚さんは、「本来は2011年の開催を予定していたが震災もあり延期となり、区政10周年という節目の今年なんとか開催することができた。今後も恒例イベントとして続けていければ」と話す。
同課によると、イベントには合計約3500人が来場したという。