
岩槻駅西口にある介護福祉事業所「いわつき樹林」(さいたま市岩槻区西町3、TEL 048-795-6462)で5月25日、「樹林マルシェ」が初開催される。
地域の人々に同施設を知ってもらい、親しみを持ってもらうのが目的。当日は、福祉作業所を中心に、食品や雑貨を扱う複数のブースが出店する。岩槻区と隣接する見沼区にある福祉作業所「やどかりの里」は、手作りポップコーンと濃厚なバスクチーズケーキを販売。同じく見沼区の「ちひろコーヒー」は自家焙煎(ばいせん)コーヒー、「ワークステーションつみ喜」は手焼き煎餅を販売するほか、生花や古書、コーヒーやミニチュアパンなどを並べ、施設スタッフの家族やその友人が育てた野菜も販売する。犬用おやつを扱う「Cillinu Kitchen」も出店予定。
同施設は、看護と介護を一体的に提供する「看護小規模多機能型居宅介護」の事業所で、通い・泊まり・訪問介護・訪問看護の4つのサービスを利用者の状況に応じて組み合わせ、地域に根ざしたケアを提供している。2023年4月に開設し、24時間365日体制で支援している。
イベントを担当する看護師の櫻井一二三さんは「当施設は、一つの事業所で医療的ケアや介護を必要とする方への在宅サービスを提供している。マルシェでは多彩な出店者が参加するので、まずは気軽に楽しんでもらい、地域にこのような施設があることを知ってもらえたら」と話す。
開催時間は10時~15時30分。入場無料。