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さいたまに和喫茶「いそざきだんご」 来店客がセルフで団子を焼く楽しみも

子どもも楽しく団子を焼ける

子どもも楽しく団子を焼ける

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 団子とお茶を提供する「いそざきだんご」(さいたま市北区日進町2)が日進駅近くの西郵便局通りにオープンして、8月9日で1カ月がたつ。

来店した少年と並んで座る店主の礒崎広行さん

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 「大人の駄菓子屋」をコンセプトに掲げる同店。店主の礒崎広行さんは「団子は小腹がすいた時にちょうどよく、片手で持って歩きながら食べられる、日本ならではのスイーツ。家庭でお好み焼きを焼くように、団子も食卓で焼けたら面白いと思い準備を進めてきた」と話す。

 礒崎さんは東京都出身の元会社員。定年を前に「和」の飲食店を開きたいという夢をかなえるため、東京、千葉、埼玉でテナントを探し、希望にかなう空き店舗が見つかったさいたま市に移り住んだ。団子を焼く七輪の金網には礒崎さんが設計した「団子スタンド」が付いており、団子が金網にくっつかず、きれいに焼けるよう工夫を施す。

 看板メニューは「いつでも十五夜だんご」(700円)。客自身が15個の小さな団子を七輪で焼き、みたらし、あん、しょうゆの3種類の味で楽しめる。団子(しょうゆ・みたらし・こしあん・粒あん・ごまだれ・抹茶あん、各1本160円)はテイクアウト販売も行う。そのほか、「冷やしぜんざい」(450円)や、かき氷「シンプルいちご・メロン」(各350円)、「宇治金時」(650円)などの甘味メニューもそろえる。ドリンクは、抹茶、コーヒー、紅茶(各500円)やオレンジジュース(350円)を用意する。

 礒崎さんは「オープンに向けて団子の研究や店の工夫を凝らしてきたが、職人としてはまだ新人。大量の生地を1日に3回こねる日もあり、オープン1週間で腰痛と腱鞘(けんしょう)炎になってしまった。これから体も鍛えながら、地域の方に気軽に立ち寄ってもらえる店にしていきたい」と意気込む。

 近隣に住む黒澤美紀さんは、親子で来店。「用事の途中で見つけ、帰りに子どもがどうしても食べたいというので立ち寄った。かき氷はサラサラで食べやすかった。子どもが焼いてくれた団子はすごくおいしかった」と話し、小学2年の息子・柊斗君は「団子を焼くのがとにかく楽しい。自分で焼いて付けた焦げ目が特においしい」と目を輝かせていた。

 営業時間は10時~18時30分。

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