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大宮の温浴施設で「川越いも」フェア 限定メニューや焼き芋茶サービスも

「芋の甘さと紅茶ジュレのさっぱり感が特徴」だという「川越いもと紅茶の秋パフェ」

「芋の甘さと紅茶ジュレのさっぱり感が特徴」だという「川越いもと紅茶の秋パフェ」

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 大宮の温浴施設「おふろcafe utatane(うたたね)」(さいたま市北区大成町4)が現在、「富の川越いも」を使ったカフェメニューやサービスを期間限定で提供している。

「川越いもと奥秩父産まいたけのリゾット」にはブラックペッパーをお好みで

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 より多くの人に埼玉県の魅力を伝え、温浴文化を楽しんでもらうことを目的に、県内の特産品を使った季節メニューの開発に取り組む同施設。今回のフェアでは、「富の川越いも」の中でも「川越いもの代名詞」「サツマイモの女王」とも称され、「栗のような風味と優しい舌触り」が特徴の品種「紅赤(べにあか)」を使う。三芳町の農家「江戸屋弘東園」にスタッフが出向き、収穫を手伝い、仕入れているという。

 同園は、「川越いも街道」で360年以上続く「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を行う伊東蔵衛さん一家が営む。同施設担当者が企画を持ちかけ、協力を得た。同園は、サツマイモのほか、芋を原料にした酒類や狭山茶、「上富のヒノキ」を使った木工品などを製造・販売している。2016(平成28)年に三芳町が事業・文化の活性化を目的に出版した絵本「おいしくなあれ富のいも」のモデルにもなっており、期間中は同施設カフェテリアで読むことができるようにする。

 「富の川越いも」を使ったメニューは、ご飯ものからスイーツまで計4種類。「川越いもと奥秩父産まいたけのフィットチーネパスタ」「川越いもと奥秩父産まいたけのリゾット」(以上1,480円)について、開発を担当した営業本部長の森田裕行さんは「サツマイモはパリッとした食感のチップスと、ほくほくとした触感と甘さを際立たせる角切りの2つの味わいを盛り込んだ。マイタケやタマネギのうまみ、塩味の加減の合わせ方を研究し、飽きのこない味を目指した」と話す。

 デザートメニューの「川越いもの生スイートポテト」(980円)は、ペースト状にした芋を焼かずに仕上げ、バニラアイスやココアチップ、ナスタチウムの葉を「サツマイモ畑をイメージした」トッピングで飾る。別添えのメープルシロップをかけて味の変化も楽しめるという。「川越いもと紅茶の秋パフェ」(980円)は、サツマイモのクリームとバニラアイス、紅茶のジュレを重ね秋色に仕上げた。期間中、週末のみ数量限定で、規格外のサツマイモを店内で加工した「ミニ焼きいも」を進呈するほか、「アウフグース」イベント後に「やきいも茶」を提供する。

 支配人の溝江卓登さんは「埼玉県の特産品を使ったフェアはこれからも継続し、地元農家と地域のハブのような存在になっていきたい。今回のフェアと並行してハロウィーンイベントも開いている。スタッフ手作りの『巨大かぼちゃのお菓子のつかみ取り体験』も企画しているので、風呂と秋の味覚と併せて楽しみに来館してもらえたら」と話す。

 カフェの営業時間は11時~23時。限定メニューの提供は10月30日まで。施設の営業時間は10時~翌9時。入館料は、平日(10時~翌2時)=大人1,400円・子ども700円、土曜・日曜・祝日(同)=大人1,600円・子ども800円。翌2時以降は追加で深夜料金(1,680円)がかかる。

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