
関東食糧(さいたま市北区吉野町1)が10月8日・9日の2日間、創業55周年を記念した「Food Create Expo(フード・クリエイト・エキスポ) 2025」をさいたまスーパーアリーナ(中央区新都心)で開催した。
同展は同社創業30年の2000(平成12)年に第1回を開催し、以来、毎年開いている。今年は140社が出展し、200ブースが並んだ。会場には、冷凍食品や代替肉、地域食材を活用した新商品、サステナブルな食品容器など、最新の食のトレンドを反映した商品が並び、多くの来場者が見学・試食を行った。
地域に根ざした企業の参加も目立ち、青果コーナーにはさいたまヨーロッパ野菜研究会、デザートコーナーにはロッテや伊那食品工業、水産コーナーには大宮魚市場鮮魚など、埼玉・関東圏に関わりの深い企業が多数出展。地元食材や特色ある商品を通じて、新たなビジネスの可能性を提案した。
関東食糧は1967(昭和42)年に桶川市で創業し、同年、浦和市根岸に浦和店を開設。業務用食品卸として地域の飲食業界と関わってきた。同社の臼田信一郎社長は「創業以来、外食産業を応援してきた。これからもいろいろな食材を通して皆さまを笑顔にしていきたい」と話す。