岩槻区平林寺の関白神社(さいたま市岩槻区平林寺)で11月16日、「わくわくわっか祭り」が開かれる。主催はいわつき子育て応援隊。
同企画を担当する今井沙織さんは、かつて東京でダンサーやインストラクターとして活動。結婚を機に同区へ移り、現在はダンス・ヨガ教室を主宰している。同イベント開催のきっかけは、子どもと散歩をしていた際、近所の神社に長年使われていないステージがあることに気づいたこと。今年初めに自治会長に相談し、企画書を提出。神社を管理する自治会の了承を得て、開催が実現した。以前は神楽や盆踊りが行われていたが、ここ30~40年はイベントが途絶えていたという。今回の開催には地域の期待も高く、自治会だけでなく地区社会福祉協議会も協力している。
当日は、クッキーやスイーツ、かき氷などのフードのほか、ハンドメード雑貨の販売、オリジナル缶バッジ制作やせっけん作り体験などのワークショップも行う。子ども服の交換ができる「おたから市」や、ダンスなどのステージイベントも実施。「こども食堂じゃんけんぽん」の協力で、子どもは無料でカレーを食べることができる。このほか、岩槻ねぎ塩焼きそばや生ビールを販売するキッチンカーも並び、子どもだけでなく大人も楽しめる内容になるという。
ステージイベントでは子どもたちによるダンスを中心に全12組が出演。ダンスのほか、地元住民によるギター演奏などもある。
今井さんは「『わっか』という名前には、人と人をつなげたいという思いを込めた。あえて中心部ではなく、少し外れた地域の神社でやることに意味がある。このイベントをきっかけに、ほかの地域でも同じような輪が広がっていけばうれしい。子どもたちの笑顔と共に人の輪が広がり、今と昔がつながって、地域の活性化につながれば。家族みんなで、このひとときを楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時30分~15時30分。無料駐車場あり。