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大宮にサステナブルな「食」がテーマの商業施設「ムスブルミネ」

大宮駅東口から徒歩1分、木造2階建ての「ムスブルミネ」外観

大宮駅東口から徒歩1分、木造2階建ての「ムスブルミネ」外観

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 小規模商業施設「ムスブルミネ」(さいたま市大宮区宮町1)が11月13日、大宮の街なかにグランドオープンする。

1階SLB CAFE、米粉を使ったスイーツ

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 サステナブルな「食」をテーマにしたカフェやレストラン、ショップが入る木造2階建ての同施設。前庭には埼玉県の里山を構成するコナラ、アカシデ、ミツバツツジ、ヤマブキなど約30種類の樹木を植えている。駅前のにぎわい創出を起点に、地域・人・未来をつなげる新たな生活提案とエリア価値の向上を目指す。埼玉を中心に飲食店を展開するSLBカンパニー(見沼区)と、監修を務める料理家・ライフスタイルプロデューサーの杉山絵美さん、ルミネ(東京都渋谷区)の3社がコンセプトを一から作り上げた。

 1階のカフェ「SLB CAFE」は米をテーマに、朝は粥(かゆ)を、カフェタイムには米粉を使ったスイーツやドリンクを、それぞれ提供する。「青蜜柑(みかん)風味の米粉バスクチーズケーキ」には摘果ミカンを使うなど、フードロス削減にも取り組む。夕方からは、埼玉のクラフトビール「COEDO」のビアタップを備えたバーへと変わる。有機JAS認証を取得した有機栽培の野菜や果物、日本各地から選んだ調味料をそろえる青果店「ORGANIC&CO.」を併設し、プラスチック包装を極力使わず量り売りで販売する。

 2階のレストラン「SLB THE DINING」では、大宮市場から仕入れた魚介類や埼玉県産の食材を使い、健康を意識した「一汁三菜」をベースに、和と洋を組み合わせて現代的にアレンジしたコース料理(オープン特別価格=3,800円)を提供する。ユズを使った「THE HOUSE ALE」や米から作った「THE HOUSE LAGER」(以上、300ミリリットル=880円)は同施設のオリジナルビールとして店内のほか、テイクアウトにも対応する。

 グランドオープンに先駆けて11月6日に内覧会が行われた。ルミネ大宮店の田中あかね店長は「街の活性化の一助になれたらと建築した建物。地域社会との共生や、人と人がつながることから育まれる無限の可能性を追求していきたい。セミナーやイベントも予定している」と話す。杉山さんは「ロゴデザインにも表れているように、縁を大切にして輪になり、広がるようになれば。形の悪い野菜や果物も積極的に使い、野菜の皮や葉も余すことなく、できる限り使いたい」と話す。同施設では、廃材になる前の木の幹の皮を固めて作った器を採用しているという。

 両店の店長を務める西山晃弘さんは「憩いの場や地域の文化になって、大宮になくてはならない存在になりたい。ビール一杯でも気軽に立ち寄っていただけたら」と呼びかける。

 SLB CAFEの営業時間は、カフェ=7時30分~17時、バー=17時~23時。SLB THE DININGの営業時間は、ランチ=11時~15時30分、ディナー=17時~23時。ORGANIC&CO.の営業時間は7時~23時。

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