大宮の各町会で現在、1年でもっとも盛り上がる「大宮夏祭り」を目前に控え準備が進んでいる。
東口駅前に位置する宮町(みやちょう)でも、ちょうちんの取り付けや周辺への挨拶などとともに、7月29日には、東光寺(宮町3)で恒例行事の山車(だし)洗いやみこしの組み立てを行った。
東光寺の一角にある山車・みこし小屋から、祭りに使う道具などを運び出し、清掃や組み立て、飾り付けを行う同行事は、毎年夏祭り直前の日曜日に自治会青年部を中心に町会総出で行われている。
作業に立ち会った宮町1丁目自治会長の小島さんは、「宮町みこしは誰もが安心して楽しめることをモットーに渡御(とぎょ)を行っている。これをきっかけに祭りの楽しさ、大宮の良さを知ってもらえれば」と話す。
みこしの巡幸を管理する自治会青年部平勢会会長の戸辺さんは、「仕事が忙しく、以前は町会内でもあまり交流がなかったが、祭りやみこしを通して地元としての強い絆ができた。この繋がりをきっかけに大宮をもっと盛り上げていきたい」と話した。
大宮駅周辺の夏祭りは、伝統的に氷川神社の例祭に合わせて8月1日、2日が開催日となり、西口のスパークカーニバルが1日、東口中山道まつりが1日、2日という日程で開催される。また週末にぶつかることもあり多くの人出が予想されている。各イベントの詳細はさいたま観光国際協会のウェブサイトで確認できる。