郵便局主催の「ゆうゆうフェア」が3月7日、ソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で開催され、子どもからシニアまで約1500人が来場した。
「日頃から郵便局を利用いただいているお客さまに地域のお役立ち情報をお届けしたい」と、さいたま市内、上尾市、北本市などの郵便局長らが実行委員会をつくって企画した初の試み。年金や介護のセミナーのほか、郵便局と付き合いのある地域の会社36社が出展した。
試飲コーナーや、スタンプラリー、景品が当たる抽選会など無料で楽しめる企画を用意。ミニステージには大宮ラクーンよしもと劇場の人気芸人・大宮セブンが郵便局盛り上げ隊として登場し、会場は笑いに包まれた。郵便局のゆるきゃら「ぽすくま」や埼玉県内のゆるキャラ「コバトン」「ヌウ」などは子どもたちの人気を集めた。
地元郵便局の局長に声を掛けられて出展したという飲料メーカーの川上博久さんは「普段なかなか接点をもてないシニア層の方にも今日は新商品を紹介できた。いいきっかけづくりになった」と話していた。ビデオ制作PRのためにブース出展していた映像制作会社の木村篤史さんは「高齢の方が自分史のビデオ作成に興味を示し、パンフレットが全て無くなった。多くの方が来場し、横のつながりができたのが良かった」と振り返る。
さいたま市内に住む70代の男性は「郵便局の窓口でイベントのチラシを手渡してもらったので夫婦で来た。ぐるりと楽しめた」と、各ブー スでもらった資料を手に話した。介護相談に夫婦で立ち寄った40代の男性は「おだんごを食べながら楽しく相談ができた」と満足の様子だった。
同フェア事務局責任者で大宮浅間郵便局局長の新井敏史さんは「こうしたイベントで郵便局が地元のお客さまの橋渡し役になっていけたらと企画した。予想以上の来客でうれしい」と声を弾ませた。