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大宮駅西口の「ドトール」が閉店-再開発後25年にわたり営業

長らく大宮駅西口の顔だった「ドトール大宮西口店」

長らく大宮駅西口の顔だった「ドトール大宮西口店」

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 大宮駅西口の再開発後、長らく親しまれてきた「ドトール大宮西口店」(さいたま市大宮区桜木町2)が1月15日、閉店した。

西口の象徴、ソニックシティを望む

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 同店がオープンしたのは1987(昭和62)年11月。新幹線開通を契機に大宮駅西口の再開発が本格化したころだ。開店当時、大宮駅西口のシンボルである大宮ソニックシティビルは、まだ建設中だったという。その後、大型のオフィスビルや予備校などが次々に建設され、人の流れが西口へと変わっていった。こうした歴史を見てきた同店。看板に掲げられていた初期型のドトールのロゴは、その証でもある。

 「閉店の話を聞き、20年ぶりに来店されたお客さんもいた。地域の皆さんに愛されていたことをあらためて知り、とてもありがたかった」と店長の岩崎智樹さん。同店は、岩崎さんの父、母、岩崎さんと3代にわたって引き継いできた。「自分にとっては物心着いたころからある店であり、閉店は断腸の思いだった。生まれ育った地元の店で働くにあたって、多くの人に支えられて感謝の一言に尽きる」と話す。

 今回の閉店は、同エリアに大型マンションが次々に建設されるなど街がさらに大きく変化する中で、フランチャイズとして経営する岩崎さんの会社としての総合的な判断によるもの。「会社としては、大宮に可能性を見出し、当ビルを選んでくれたテナントさんとともに、二人三脚で大宮に新たな流れを作っていきたい」と岩崎さん。常に変化を続ける街の中で、一つの街の顔がその幕を静かに閉じた。

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