県立大宮公園(さいたま市大宮区高鼻町)の梅の蕾が赤くほころび始め、3日、一部で花が咲き始めた。
1カ月遅れで開花を始めた梅。日当たりの悪い場所では、つぼみもまだ堅い
さいたま市では、前日の気温が18.5度と4月並みの気温を記録した。折からの陽気に誘われるように、日当たりの良い一部の場所で赤い梅の花が咲き始めた。公園事務所によると、今年は寒さが厳しく、梅の花の咲き始めは例年よりも1カ月ほど遅れている。
大宮公園では、第二公園に40種500本の梅林があり、雄しべが茶筅(ちゃせん)のように見える「茶筅梅』や、がく片が薄緑色をした『緑蕚梅』などの珍しい品種を含め、早咲きから遅咲きまで、1カ月半にわたって梅の花を楽しむことができる。同園では、梅の開花がピークを迎える時期に合わせ、第29回「梅まつり」を2月16日から3月3日まで開催する。イベントでは、土日を中心にコンサート、押し葉教室、全国大陶器市、折り紙教室、茶会などの企画が予定されている。
梅の花は、2月下旬ごろに開花のピークを迎える。詳しくは、大宮第二・第三公園管理事務所(TEL 048-642-2228)まで。