「あとちょっと、がんばれ!」と大きな声援が飛び交う、子どもが主役の自転車イベント「キッズバイクフェスタ2013」が2月3日、けんぽグラウンド(さいたま市西区二ツ宮)で開催された。
この日のメーンイベントは、自転車に乗る前段階の乗り物として最近人気のペダル無し自転車(ランバイク)によるレース。全長200メートルの特設コース内を、2歳から5歳まで4クラスに分かれたトーナメント方式で走るこのレースに子どもたちは真剣そのもの。各クラス共に白熱した展開となり、サポートとして伴走する父親も必死に走っていた。2歳児クラスに参加した子どもの一人は、「すごく楽しい!」と笑顔で話した。
多くの親子連れでにぎわう会場ではレースのほか、決められたスペースの中で何秒間足を付けずに自転車に乗っていられるかを競う「スタンディングスティルに挑戦」コーナーや、キッズ&ジュニアバイクの展示会も行われた。レースの合間に行われたバイクトライアルデモンストレーションでは、ライダーが専用バイクで軽自動車などの障がい物に飛び乗ると、参加者から大きな歓声が上がった。
イベントを企画・運営したダイナコ(足立区)社長で、元プロマウンテンバイクライダーの内嶋さんは、「これをきっかけに自転車競技に興味を持ってもらえれば」と話した。
各クラスのレース結果は、ホームページ上で確認できる。