見る・遊ぶ

子ども大学SAITAMAの小学生、プロ競輪選手と大宮競輪場バンク内を走行

大宮競輪場のバンク内をプロ競輪選手と走行

大宮競輪場のバンク内をプロ競輪選手と走行

  • 0

  •  

 子ども大学SAITAMAの小学生たちが、11月1日、大宮競輪場のバンク内でプロの競輪選手ともに自転車で走行した。同大学のカリキュラムの一環。

大宮競輪場のジャンを鳴らす

[広告]

 子ども大学は、小学4~6年生を対象として、知的好奇心を刺激する学びの機会を提供するために埼玉県ほぼ全域と一部他県の市町村区で実施されている取り組み。子ども大学SAITAMAはさいたま市地域での取り組みで、さいたま市教育委員会が後援。7月に本年度の入学式が行われ、来年1月まで毎月1回、講義や体験学習を行う。

 11月のプログラムは「プロの競輪選手に会いに行こう」で、同場を運営する埼玉県県営競技事務所の協力の下、普段は立ち入ることができないバンク内で、警察関係者による「自転車安全教室」、プロ競輪選手による「競輪とは」との説明や質問コーナーを行うほか、選手と一緒に実際にバンク内を走行するなど貴重な体験をした。

 バンク内を走行した小林未弥さんは「疲れたけど涼しかったし、平らだったから走りやすかった」と言い、一緒に走行したプロ競輪選手の笠松将太さんは「しゃべりながら一緒に走るのは楽しかった。皆上手だった」と感心していた。

 選手への質問コーナーでは、興味津々の小学生たちの「好きな食べ物は?」という質問から、「年収はいくら?」というズバリとした質問まであり、保護者も興味深く聞いていた。ガールズケイリンのプロ競輪選手、関口美穂さんは「質問したり、実際に乗ったり、自転車に触ったり、自転車に興味を持ってもらえたようなので良かった」とほほ笑む。

 最後に行った競輪模擬レース観戦では、本物のレースと同じくらいのスピードでバンクを走行する選手たちに、子どもも大人も応援に力が入った。大きな声で応援していた小川二三さんは「レースをやっている人は大変そうだけど、見る方はめちゃくちゃ楽しかった。自転車という普段使っているものが競技の道具になっていてびっくりした」と興奮していた。

 バンク内に一般が入るイベントは、大宮競輪場では初めての開催。大宮・西武園競輪事業所所長の五月女圭司さんは「このようなイベントは初めてだったが、保護者の方にも楽しかったと言っていただけて安心した」と振り返る。「開かれた競輪」を目指し、今後も一般が参加できるイベントを開いていくという。

 今年の子ども大学SAITAMAは既に定員となっているが、来年もさいたま市内の小学校に通う小学4~6年生を対象に実施を予定する。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース