見る・遊ぶ 暮らす・働く

さいたまで連続セミナー「さいたまスタディーズ」 古代から現代まで市を横断的に見渡す

第2回セミナー「如何にして埼玉は、住宅都市、生活都市としてのアイデンティティーを形成してきたか」の様子

第2回セミナー「如何にして埼玉は、住宅都市、生活都市としてのアイデンティティーを形成してきたか」の様子

  • 0

  •  

 さいたまトリエンナーレ2016のプレイベントとして現在、さいたま市を地形、植生、気象、歴史などさまざまな側面から、かつ古代から現代までを横断的に見渡す連続セミナー「さいたまスタディーズ」が開催されている。主催はさいたまトリエンナーレ実行委員会。

第2回セミナーの熱気に包まれた会場の様子

[広告]

 さいたまトリエンナーレ2016は、「未来の発見!」をテーマに2016年の秋に開催される国際芸術祭。同イベントでは内外のアーティストが埼玉に集結、さいたまの「土地を理解」し、さまざまな作品を制作・展示する予定だ。そのための準備として、2015年春から研究者や実務者が集い、地形、地質、植生、気象、歴史、文化など、多方面からさいたま市を横断的、即地的に見渡す調査研究を行ってきた。今回の連続セミナーは、その成果を6回の連続セミナーで発表するもの。

 11月24日に市民会館おおみや(さいたま市大宮区下町3)で開催された第2回セミナーは「いかにしてさいたまは、住宅都市、生活都市としてのアイデンティティーを形成してきたか」をテーマに、さいたま百景選定市民委員会の中津原努さんと、埼玉大学理工学部准教授の深堀清隆さんが講師を務めた。講義では、地図や写真、図録などを基に、「生活都市・ベッドタウン」としての性格が備わるまでの経緯や実態について解説。明治・大正期には「理想都市」としてのイメージが広く社会に認識されており、高級住宅地であったことや、その後の高度経済成長期を経て現在の形に変容するまでの経緯などについて説明された。

 セミナーを初めて受講した水野英子さんは「さいたま市内に住んでいると、とても便利で良いイメージを持っているにもかかわらず、市外の人にイメージが良くないことをとても不思議に思っていた。昔は理想都市としてのイメージが認知されていたことに驚いた。衰退期がなく、常に発展を続けてきた結果今の街の形になったことに、とても納得した」と感想を話した。

 さいたまスタディーズのプロジェクトディレクターを務める三浦匡史さんは「連続セミナーでは、さいたま市を現代から過去に向かってさかのぼりながら、その生い立ちを探っていく予定。一回一回が発見のあるセミナーになるので、途中からでもぜひ参加してほしい」と、参加を呼び掛ける。

 セミナーは今後、第3回「広大な関東平野を巡る水道と人の営み、そして江戸とさいたまの関係を知る」(12月7日、岩槻駅東口コミュニティセンター)、第4回「海岸線の移動と土地の隆起・沈降が生み出した土地に、人類が定住しクニ、ムラを形成していった」(2月5日、武蔵浦和コミュニティセンター)、第5回「地・質から見るさいたま」(2月20日、浦和コミュニティセンター)、第6回「さいたまスタディーズからさいたまトリエンナーレ2016に託すこと」(3月19日、コクーンシティ・コクーン2)と続く。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース