「さいたま市」をキーワードにフェイスブックでつながったさまざまな世代や職種の100人近くが1月26日、パレスホテル大宮(さいたま市大宮区桜木町1)で開かれたオフ会に集結、交流を楽しんだ。
オフ会を開いたのは、フェイスブックの「さいたま市グループ」のメンバー。同グループは、さいたま市に在住・在勤・在学・出身で、フェイスブックのプロフィール写真で本人であることを確認できる人なら誰でも参加することができる。2011年5月にスタートし、現在は1500人余りが参加している。
グループに参加しているメンバーの顔ぶれは実に多彩だ。会社員はもとより、主婦、個人事業主、商店主、飲食店経営者、農家、大学関係者、NPO関係者、さまざまな士業、音楽家、書道家、行政職員、議員、市長に至るまで、職種・年齢層・立場もさまざま。
同グループメンバーは“地元”つながりであるため、実際に顔を合わせる機会が多いのも特徴だ。当初、グループでは定期的なオフ会を企画していたが、ここで知り合ったメンバーがお互いの興味や特技を知る中で、さまざまな企画が生まれている。
ランニングやダイエットを一緒に頑張るグループ、バイクや車、釣り、読書などの趣味のグループ、ビジネスの異業種交流会、地元の農家を応援するグループ、地元を舞台にした映画づくりなど、趣味から仕事まで幅広い。東日本大震災の復興支援では、それぞれの関わりや情報を共有するほか、東北地方への復興支援ツアーなども企画された。
同グループ管理人の境修さんは「リアルに会うことが出来る機会が多くあること、非公開で会社とは違う地元の世界を持てること、市長が毎日投稿していること、フェイスブックが無料のツールであり誰でも参加できること、などがうまくいっている理由では」と分析する。
この日のオフ会には約100人のメンバーが参加した。普段のオフ会は懇談のみだが、今回は初めて活動紹介や協賛による景品提供などの企画も行われ、会場は熱気に包まれた。
「こうして交流の機会に多くの人が集まるとともに、このグループをプラットホームに、さまざまな活動や企画が自然発生的に生まれているのがうれしい。自分自身、地元にたくさんの友達ができたと同時に、いろいろな働き方や生き方があることを知ることができた。メンバー全員に感謝している」とも。
グループへの参加希望者は、境さんのフェイスブック(http://www.facebook.com/sakaiosamu37)までメッセージを送ってほしいという。