長野県飯山市にある高橋まゆみ人形館の支配人・井田玲子さんとまちおこしの研究者である熊谷佳介さんをゲストに、文化施設がまちづくりに果たす役割を考えるトークセッションが3月3日ひなまつりの日に開かれる。会場はさいたま市市民会館うらわ(埼玉県さいたま市浦和区仲町2)。
人形館は、人形作家の高橋まゆみさんの作品を展示している文化施設で、2010年に開館した。高橋さんの作品は人間味あふれる優しい表情の人形と、懐かしい農村の家族の暮らしの情景から成り、同館の開館後、飯山市には全国から多くの観光客が訪れている。
さいたま市では岩槻区に「(仮称)岩槻人形会館」の開館を予定している。「今回のトークセッションは、高橋まゆみ人形館と地域の関わり方を観光やまちづくりの観点から見ていくもの。文化施設を単なるハコモノと捉えるのではなく、施設がまちにおいてどんな役割を果たすか、その可能性を考えるきっかけになれば」と、企画を担当するさいたま市文化施設建設準備室の川田さん。
前半では、人形館支配人の井田さんが、飯山市における人形館の取り組みを紹介する。後半は井田さんと立教大学・日本大学兼任講師の熊谷圭介さんによる、文化施設がまちづくりに果たす役割を考えるトークセッション。
開催時間は14時~16時。定員は先着100人。申し込みは、電話でさいたま市文化施設建設準備室(TEL 048-829-1221)まで。