さいたま市内で11月13日、「第2回さいたま国際マラソン」が開催された。
「第2回さいたま国際マラソン」の様子、日本人トップの那須川瑞穂さん
2017年の「第16回世界陸上競技選手権大会」の代表選手選考も兼ねた同大会に、親子参加、一般参加も含め1万6000人が参加し、秋晴れの中、ランナーも観衆も大いに盛り上がりを見せた。
さいたま新都心のスーパーアリーナを起点に、与野、北浦和、駒場を通り、浦和美園の埼玉スタジアムを経て、越谷市神明町で折り返すコースで競われた。昨年のコースを一部変更し、逆回りとなった。
代表チャレンジャーの部、一般フルマラソンの部、ファンラン部門8キロメートルの部、車いすの部、親子ランの部などがある駒場ファンランの部を用意。制限時間を昨年の4時間から6時間に延長したため、「挑戦してみようかなと思ってくれた人が増えたのでは」と大会事務局スタッフ。
一般フルマラソンの部に参加した倉夕子さんは「人生に一度はフルマラソンを走ってみたいという憧れからのスタートだったので、目標が達成できて感無量。10年以上3人の子育てに追われる生活の中で、この数カ月「自分だけの目標」を作り、わずかな時間を見つけて練習し、最後まで頑張れたことは、まだ自分にも何かにチャレンジする力があるという自信になった。地元のレースならではで、沿道で応援してくれる人の中に知った顔を見つける度に元気になれた。一生の思い出」と振り返った。