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埼玉県小児医療センターに障がい者手作りクッキーの店「おかし屋マーブル」

白木の壁が特徴の5坪の店内に手作りクッキーを並べ、オープンに向け笑顔で意気込むメンバーやスタッフなど

白木の壁が特徴の5坪の店内に手作りクッキーを並べ、オープンに向け笑顔で意気込むメンバーやスタッフなど

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 さいたま新都心に12月27日に移転した埼玉県小児医療センター(中央区新都心1、TEL 048-601-2200)のプレイルーム隣に、障がい者による手作りのお菓子や雑貨を販売する「おかし屋マーブル」(TEL 048-853-3575)が1月5日にオープンする。運営はNPO法人「クッキープロジェクト」。

パッケージもかわいく、中身はおいしいクッキー

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 同NPOは、障がいのある人もない人も「まぜこぜ」になって暮らす社会を目指し、障がい者の社会参加の推進に関わる活動に取り組む。障がい者の商品を「かわいそうだから」「頑張っているから」と買ってもらうのではなく、「プレゼントしたくなるクッキーを作ろう」を合言葉に、商品開発の勉強会や販売を続けている。

 企業で委託販売する「置きクッキー」やイベントに出店などはしていたが、常設店は初めて。店長の浜本由里子さんは「常設店で販売することで、お客さまからの声が直接聞けるようになるので、作業所にフィードバックし、より良い商品開発につなげたい」と話す。

 店内では埼玉県内の14カ所の作業所から仕入れるクッキーをメイン商品として販売する。パレスホテル大宮が主催する福祉の焼き菓子コンテストで入賞した商品など約30種類のクッキーを1袋100~350円で販売する。同ホテルのシェフらから、クッキーの味やレシピ開発でアドバイスを受けるなどの支援を受けてきたため、浜本さんは「クッキーの味は保証します」とほほ笑む。

 雑貨も主に県内作業所で作られたオリジナルの商品で、ブックカバー、スマホケース、ポストカードなど入院患者の人へのちょっとしたプレゼントにも適している。浜本さんは「ぷぷぷと笑いたくなる『おかしな』アート雑貨も用意している」と話す。

 同院は、小児専門病院として新生児に対する高度医療、一般医療機関では対応困難な小児の疾患の診療、小児がん拠点病院としての機能し、子どもの成長と発達に必要な保健、発達支援も行う。 

 「お子さんの病気で入院・通院し常に緊張しているご家族が、少しでもホッとしていただけるような場所になれば」と話す。「店内の掲示版を使い、障がい者や患者さんに、いろいろな情報を届ける『どうぞの黒板』を設ける。情報や私たちの活動を見て、『障がい者もいろいろな活動ができる』ことを知ってもらえれば」とも。

営業時間は平日10時~16時。

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