大宮のイタリア料理店「MARE di SAKAI(マーレディサカイ)」(さいたま市大宮区桜木町1、TEL 048-729-5557)が、3月15日に銀座で行われる「カゴメ ナポリタンスタジアム 2017 関東甲信越大会」に出場する。
左から料理長の岩崎佳方さん、店長の高木健二さん、マネジャーでバーテンダーの今井礼さん(関連画像)
同大会は、カゴメ(愛知県名古屋市)が主催する「全国の隠れた絶品ナポリタンNO.1」を決定するイベントの地方大会。書類選考で決まった6店舗が「スタジオ プラスジー ギンザ」(東京都中央区)で実食審査に挑み、代表2店舗が5月に東京スカイツリータウンで行われる本戦への出場権を獲得する。
2016年11月で2周年を迎えた同店は、同じ町内にあるすし店「すし 堺」が母体。新鮮な旬の魚介を使った料理を中心に提供する。店長の高木健二さんは20年以上の経験を持つすし職人でもあり、その経験と技術を生かして魚介を仕入れ下ごしらえをし、料理長の岩崎佳方さんが、その道20年の腕前でイタリア料理に仕上げていく。バーテンダー資格を持つマネジャーの今井礼さんが食事に合う酒類を提供する。
同大会に出品するナポリタンにも魚介をふんだんに使う。厚切りのベーコン、カポナータも入れ、カゴメケチャップと自家製トマトソースをバランスよく調合したソースであえ、てっぺんにカニクリームコロッケを盛り付け、カニのほぐし身を散らす。
「ナポリタン大会への出場は開店3年目の挑戦。プロの集団が持ち寄る発想があり、それを完璧に仕上げてくれるシェフがいるからできる」と高木さん。同大会に埼玉県から唯一出場することになり、「埼玉県を代表する責任の重さを感じる」としながらも、「何としても代表に選ばれ、本戦に出場したい。思い切り料理をしてくる」と意気込む。
東京スカイツリータウンで開催される全国大会には、地方大会を勝ち上がった10店舗が出場。一般客がナポリタンを実食し、その場で投票する。イベント最終日に、事前のウェブ投票とイベント期間中の投票結果により順位を決定する。
前回は2013年、横浜赤レンガ倉庫で行われ、16店舗が出場。グランプリには宮城県のナポリタン専門店「東京ナポリタン●」(●=○に数字の8)による「黄金比率のハンバーグのせ赤ナポリタン」が選ばれた。