旅や食、釣りをテーマとしたイラストで知られるイラストレーター・時川真一さんの原画展が現在、「アルピーノお菓子屋さん」大宮高島屋店(さいたま市大宮区大門町)で開催されている。
同展では、沖縄県内の漁港直結の鮮魚食堂や町の食堂、洋風料理店、居酒屋、カフェなど、沖縄の海の香りがする店を紹介した書籍「トキシンの漁港めし魚めし」の原画を中心に展示する。会場がカフェスペースであることを考慮し、魚やご飯のイラストのほか、沖縄の地域ガイドや雑誌掲載のイラスト原画など15点も展示している。
時川さんは、幼少期から高校時代までを大宮で過ごした、いわば地元出身のイラストレーター。東京での生活後、2011年に沖縄に移住。「ずっと海辺に住みたいと思っていた。親せきが住んでいたことや、もともと漁港や釣りの取材でよく知っていたこともあり、2011年に移住を決断した。子育て環境も良く、とても気に入っている」と時川さん。
今回の展示については、「沖縄の料理は広く知られるようになった。一方で、沖縄の魚はおいしくないというイメージがある。沖縄には、さまざまな種類の魚とともに、おいしく食べさせてくれる店がたくさんある。『おいしい沖縄』を埼玉の人に伝えたい」という。
営業時間は10時~19時。入場無料。カフェスペースだが、カフェの注文が無くても展示を見ることができる。4月20日まで。