大宮の武蔵一宮氷川神社で「例祭」 各町内の山車・みこし集う

大宮の各町内の山車

大宮の各町内の山車

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 大宮にある武蔵一宮氷川神社で8月1日、例大祭が執り行われた。

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 同神社は東京都・埼玉県近辺に約200社ある氷川神社の総本社で、その歴史は古く、社伝によれば第5代孝昭天皇の御代3年の創建と伝えられている。

 1868(明治元)年10月17日、明治天皇が同神社を武蔵国の勅祭(ちょくさい)社と定め、10日目には大宮に行幸し、10月28日に関東にある神社の中で最初の親祭を行った。以後毎年、皇室からの勅使が参向し供え物が送られて、宮内庁楽師による歌舞が奉納されている。

 今年も午前中には大宮の各町内から山車とみこしが神橋前の参道を挟む形で境内に勢ぞろいし、祭礼に当たり安全を祈願するために神職からのおはらいを受けた。

 夕刻からあいにくの雨だったが、おはらいを受けた山車とみこしが大宮駅周辺を練り歩き、夏の一大イベントである大宮夏まつりが開催された。

 宮町1丁目の世話人の飯田雄司さんは「子どもの頃から毎年みこしを担いでいる。社会人になってからも、8月1日と2日は必ず休みを取り、イベントを欠かしたことはなかった。これをやらないと夏が始まった感じがしない。最近は若い人にも運営に携わってもらうようにしている。新しい発想を取り入れながら、これからも祭りを盛り上げていきたい」と話す。

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