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さいたまのブリュワリーが地元産ホップのクラフトビール 100%さいたま産目指す

氷川ブリュワリーの菊池さんと「さいたま育ち ホップ」

氷川ブリュワリーの菊池さんと「さいたま育ち ホップ」

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 大宮のクラフトビール醸造所「氷川ブリュワリー」(さいたま市大宮区高鼻町1、TEL 048-783-5123)が11月1日、限定商品「さいたま育ち ホップ」の販売を始めた。

「さいたま育ち ホップ」

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 さいたま市初の同クラフトビール醸造所ではさいたま市農政課との協働で、2014年から見沼区でホップの栽培を行っている。

 国産ホップはほとんどがビールメーカーとの契約栽培であるため一般流通せず、苗を分けてもらうことも難しいという。1年目は山形の園芸店から入手、翌年その苗が成長し、ホップを少量収穫することができたが、同社社長の菊池俊秀さんによると「販売するほどの量のクラフトビールを生産することはできなかった」という。

 3年目となる今夏は約2キロ以上のホップを収穫。「ホップ摘み」をイベントにし、参加した10人ほどで少量を天ぷらにして味見した後、18リットルのたる3たる分のクラフトビールを醸造した。

 菊池さんは「通常はペレット状に加工されたホップを使っているので、生のホップを使っての造り方はまだまだ手探り状態。それでも今回、苦み少な目で香りのあるさいたま産のクラフトビールを生産することができてうれしい」と話す。

 今年は、クラフトビールの生産に使われている「チャレンジャー」「ファグル」というホップの苗を入手することができ、植えたという。菊池さんは「来年どのくらい収穫できるかは分からないが楽しみ」と期待を込める。

 同時に埼玉県農政部との協働で二条麦の生産も始めることになり、11月中旬に岩槻区で種まきを行う。「今後ホップの分析なども進め、よりおいしく、ホップも麦もさいたま産を使った100%さいたま産のクラフトビールの生産を目指す」と話す。

 大宮タカシマヤでは11月1日から、330ミリリットル入り瓶(918円)を限定30本で販売している。

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