プレスリリース

障害福祉事業者向け業務支援システムを「かべなしクラウド」に名称変更しサイト全面刷新。導入により現場のICT化を加速、サイトには開業から経営改善に役立つ情報・事例も網羅的に掲載

リリース発行企業:株式会社エス・エム・エス

情報提供:

株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証プライム、以下「当社」)は、この度、障害福祉事業者向け業務支援システム「プロジェクトRIN」を「かべなしクラウド」(URL:https://kabe-nashi.jp/)に名称変更しました。また、サービスサイトを全面リニューアルし、6月よりサービスを本格展開することをお知らせします。

「かべなしクラウド」の名称には、「社会的障壁(かべ)をなくしたい」という当社の強い思いが込められており、この思いがより多くの方に届くよう、サービス名称を変更しました。今回のサービスサイト全面リニューアルによって、ユーザーはかべなしクラウドの機能詳細や周辺サービスの情報だけでなく、事業所の運営・経営に関する情報や障害福祉サービス事業所の開業に役立つ情報も併せて収集することが可能となりました。当社はサイトリニューアルに伴う情報提供の強化によって、かべなしクラウドを利用するかどうかにかかわらず、すべての障害福祉事業者に対して業務効率化やよりよい事業所運営を後押しします。
当社は今後ともかべなしクラウドのサービス拡大に注力し、障害福祉サービス事業所の業務効率化・ICT化を促進しつづけます。また、事業者が業務効率化などの経営改善によって理想のケアを実現することで、障害のある方々のQOL向上に貢献します。
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■社会背景
近年、社会的認知の変化や医療技術の進歩などにより、障害のある方の人口は増加傾向にあり、それに伴い障害福祉サービス事業所数も2014年から2021年で約1.5倍に増加しています(※)。障害福祉サービスは需要・供給ともに拡大傾向にある一方で、中小規模の事業者が多く、経営に必要なリソースが不足するなど小規模ゆえの経営課題を抱えている事業者も多く存在しています。書類作成や関係機関への情報共有など構造的に発生する間接業務に時間を割かれることが多い中で、ICTの活用は遅れており、結果として本来注力すべき障害のある方のケアに集中できない状況が生じています。

■エス・エム・エスの障害福祉領域での取り組み
当社は、2006年より介護・障害福祉事業者向けの経営支援プラットフォーム「カイポケ」を提供しています。カイポケは、業務効率化や財務改善など多岐に渡るサポートをワンストップで提供しており、2025年4月時点で全国約55,550事業所を支援しています。介護と障害福祉の現場には、中小規模の事業者が多く、記録・請求業務といった間接業務の負担が大きいという共通の課題があります。当社は、長年に渡り介護領域で培ってきた業務効率化や多職種連携のノウハウ、ICT活用による生産性向上といった知見を活かし、これまでも一部の障害福祉サービス(放課後等デイサービス、児童発達支援など)へのサービス提供を行ってきました。

昨年には、株式会社エヌ・ゲートとの合弁会社「株式会社エス・エム・エスウェルフェアテクノロジー」(以下「ウェルフェアテクノロジー」)を設立し、株式会社エヌ・ゲートが提供してきた障害福祉事業者向け業務支援システム「プロジェクトRIN」に対して、当初からの強みであった記録・業務支援機能に加え、当社がカイポケで培ってきた知見を活かして請求機能の共同開発を開始しています。また、今後はさらにそれぞれの機能の連関を発展させ、障害福祉事業所の一連の業務を網羅した経営支援システムとなることを目指し、開発を進めています。

■「かべなしクラウド」への名称変更について
かべなしクラウドは前身となるプロジェクトRINを継承し障害福祉サービス事業に特化した、業務の効率化を実現するための業務支援システムです。プロジェクトRINは、ウェルフェアテクノロジーを構成する株式会社エヌ・ゲートの関連会社が運営する自立訓練(生活訓練)・就労継続支援B型事業の現場課題をきっかけに開発されました。誰でもわかりやすく活用できるよう、直感的な操作性を実現するUI・UXと、ペーパーレス運用を可能にする多彩な機能を備えています。

当社は、この度、今後も需要が高まる障害福祉領域へのサービス提供に注力するため、プロジェクトRINをかべなしクラウドという新名称に変更しました。この「かべなし」という名称には、「社会的障壁(かべ)を無くしてゆく」という当社の強い思いが込められています。名称変更を通じて、この思いをより明確に表現し、障害福祉事業者をはじめ、多くのステークホルダーに私たちのサービスを届け、障害福祉に携わる人々の課題解決を支援していきたいと考えています。

■サービスサイトの全面リニューアルについて
かべなしクラウドは、今回の名称変更に合わせ、サービスの情報をより分かりやすく伝えるとともに、現場の業務改善や事業所の経営改善に貢献するため、サービスサイトを全面リニューアルしました。これにより、かべなしクラウドの機能や料金体系、導入事例など、導入の意思決定に役立つ情報をこれまでよりも充実させています。また、事業計画書のフォーマット、請求業務の解説、開業準備の流れといった、開業から事業運営までに役立つ情報も大幅に追加しました。これらのコンテンツは今後も継続的に追加していく予定となっており、かべなしクラウドの導入を検討中の方だけでなく、経営関連の情報収集を行う管理者や開業検討中の方も活用可能となります。

当社は今後も、かべなしクラウドを現在開発中の請求機能を含む記録・請求・業務支援の一元管理システムに留まらず、障害福祉事業者の経営支援による持続的な発展をサポートするプラットフォームとして開発を継続していきます。当社はかべなしクラウドのサービス提供を通じて事業所の業務負担をさらに軽減するとともに、経営状況の改善や職員の働き方改革を後押しすることで、事業者が目指す理想のケアを実現し、障害のある方々のQOL向上に貢献していきます。

※:厚生労働省 第28回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン)」資料1 障害福祉分野の最近の動向(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33205.html)より


【かべなしクラウドについて】
障害福祉サービス事業所に特化した、業務の効率化を実現するための業務支援システムです。福祉事業所の現場の声を開発に活かし、使いやすさ、分かりやすさを重視しています。業務の流れに沿って、直感的に使える点などが支援員に「時間と心の余裕」を持たせ、サービス全体の質の底上げを目指します。
URL:https://kabe-nashi.jp/

【株式会社エス・エム・エスウェルフェアテクノロジーについて】
2024年創業。株式会社エス・エム・エスと、株式会社エヌ・ゲートの共同出資による合弁会社で、障害福祉事業者向け業務支援システム「かべなしクラウド」を開発。株式会社エス・エム・エスが運営する介護/障害福祉事業者向け経営支援サービス「カイポケ」と、株式会社エヌ・ゲートが関連会社で運営する障害福祉事業所の知見をもとに開発した「プロジェクトRIN」の強みを掛け合わせ、障害福祉事業者の記録・請求業務の効率化やペーパーレス化を推進し、事業者が本来のケアに集中できる環境を整え、質の高い障害福祉サービスの継続提供に貢献します。
URL:https://www.smswt.co.jp/

【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にした40以上のサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 後藤夏樹
会社設立:2003年4月
資本金:25億5,172万円(2025年3月31日現在)
従業員数:連結4,528人、単体3,049人(2025年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/

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