2025(令和7)年 6月 19日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2025年6月14日、岡山学芸館高等学校の依頼を受け、同校の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」活動への支援の一環として、岡山大学データサイエンス部(DS部)に所属する学部生と大学院生6人が「生成AIセミナー」を実施しました。
この取り組みは、情報や数学などの教育を重視し、ICTを活用した文理横断的な探究学習を強化する高校を支援する、本学の事業支援活動強化の一環として行われたものです。「あなたの数年先の姿との対話」をコンセプトに、それぞれの専門性や経験を生かして実施しました。
同校は、令和7年度DXハイスクール重点類型「グローバル型」に採択された全国20校の一つです。今回のセミナーは、2年生113人の情報II履修者を対象に、文理問わず必要な生成AIの活用方法についての知識を広げる目的で行われました。
セミナーでは、生成AIの基本原理に加え、個人情報、秘密情報の入力に注意が必要なことや、ファクトチェックの必要性など、生成AIを活用するうえで重要な事項、プロンプトのノウハウのほか、パーソナライズなどの応用に至るまでの講義の後、「朝ごはんと集中力の関係を明らかにするアンケート」の作成を題材にしたグループワークを行いました。参加した生徒からは「進化した生成AIを活用するためには“人間として”どのような点に注意すべきか」といった問いかけがあり、本学の学生たちは真摯に向き合い、対話を通じて共に考えていました。2時間半の予定時間を大きく超えて熱のこもった対話は続き、生徒の真剣な問いかけに応じる中で、学生自身も自らの学びや将来について深く考える機会となった様子でした。
岡山学芸館高校の小笠原健二副校長は「これをきっかけに岡山大学やDS部の学生さんたちにあこがれを持ってもらい、ロールモデルにしてもらえれば」と生徒たちを激励しました。情報科担当の戎原進一教諭は「教員以上に生徒に寄り添い、生徒の目線に立って実際に順序立てて使い方を説明してもらえたので理解が深まったと思います」と今後への期待を寄せました。
岡山学芸館高校には今後、3Dプリンタハンズオン講習、スマホ“解剖”実習などのほか、高校生が進路を考えるうえでのロールモデルを見つけるために、学びの内容や研究分野について理解を深めるための取り組みなどを継続して支援する予定です。また、文部科学省が「グローバル型」採択校に対して推奨している大学講義の先取り履修についても引き続き議論を進めていきます。
同校のほかにも県内外の高校からDXハイスクール支援の依頼が多数寄せられており、今後も高校の教員・生徒のニーズに寄り添いながら、本学学生の成長と教職員の意識改革につながる取り組みとして、DXハイスクール支援を積極的に展開していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、岡山大学DS部、そして岡山学芸館高等学校の取り組みにご期待ください。
講演に耳を傾ける岡山学芸館高校の生徒たち(写真提供:岡山学芸館高等学校)
グループワークで生徒たちにアドバイスをするDS部の学生(写真提供:岡山学芸館高等学校)
グループワークで生徒たちにアドバイスをする岡山大学DS部の学生(写真提供:岡山学芸館高等学校)
ワークショップの様子(写真提供:岡山学芸館高等学校)
◆参 考
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学データサイエンス部(DS部)
https://okadai-dsc.studio.site/
・岡山学芸館高等学校
https://www.gakugeikan.ed.jp/index.html
・令和7年度DXハイスクール重点類型「グローバル型」
https://www.mext.go.jp/content/20250417_mxt_koukou01_000039718_0000.pdf
◆参考情報
・【岡山大学】学生と岡山朝日高校生の対話トライアル-DXハイスクール活動を支援-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003147.000072793.html
岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究・イノベーション共創機構 研究企画戦略室 上級URA 佐藤浩哉
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
E-mail:ura-info◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14335.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8745、086-251-8746
FAX:086-251-8748
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
- 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html