
https://www.youtube.com/watch?v=C3pZFSuaKqI
一般社団法人保健室BOX(代表理事:石原 理)は、生理用品やデリケートゾーンケア用品など、性・ジェンダーに関わる多様な製品をまとめた教材型BOX「保健室BOX」を、全国の学校に貸し出す取り組みとして、その製作費・配送費等をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」(URL:「保健室から届く、新しい選択肢。」 ―みんなの健康と幸せをつなぐBOX―)にて募集中です(募集期間:2025年9月26日(金)~2025年10月26日(日))。本プロジェクトは、子どもたちが思春期特有の悩みや性について正しい知識を学べる機会を作ることを目的としています。
プロジェクト実施の背景
思春期を迎える子どもたちは、身体や心の変化とともに様々な悩みを抱えます。しかし、その悩みを相談したり安心して学べたりする環境は、十分に整っているとは言えません。
今の子どもたちにとって身近なインターネット上には情報があふれている一方で、正確性や信頼性が不透明な情報も多く、本当に必要な正しい知識や選択肢が届きにくいのが現状です。
今回のプロジェクトは、そうした子どもたちが安心して自分の身体や性について学び、相談できる環境をつくることを目指して企画されました。
「保健室BOX」とは
生理用品を初めとする製品や、デリケートゾーンケア、性に関わる・性別特有の悩みを解決する製品などを集めたBOXです。
このBOXを全国各地の学校に届け、保健室においてこれらを教材として活用することで、養護教諭が子どもたちに実物を見せながら説明できる機会を提供します。子どもたち自身が“見て・触れて・話して・考える”体験を通じて、自分の身体や性に関する理解をよりリアルに深め、現在だけでなく生涯にわたって役立つ知識や多様な選択肢を学べる仕組みです。

BOXには吸水ショーツ、月経カップ、温活グッズ、生理記録アイテムなどが解説パネルとともに入っている
まずは“1万人の子どもに「心と体について安心して学べる環境」を届ける”を目標に、BOXの製作費・配送費などの資金調達のため、クラウドファンディングを実施することとしました。
また、「保健室BOX」では、展示後にアンケートを実施しています。このアンケートを通して子どもたちの声を社会につなげ、協力をしていただいている企業様への製品開発支援、政策提言への活用もしていきたいと考えています。
将来的には、授業実施や誰でも参加できるイベントの実施、製品提供、起業支援などへの展開も考えています。
これまでの実績・反響
10月22日現在、CAMPFIRE上では約1191,000円(目標 2,000,000円)の支援を集めています。
支援者からは、「考えれば考えるほど素晴らしいシステムです。学校の保健室で性に関することをオープンに学ぶことができるということを保健室から発信することができるなんて!多くの学校が取り組めることを心より応援いたします。」「人との付き合い、パートナー、結婚、子育て、少子化、いろんな課題につながることだと思います。応援させてください。」等のメッセージをいただいています。
また、北海道の奥尻高校での出張授業や各イベント・研修会での展示活動を行っており、プロジェクトページの活動報告に詳細を掲載しています。
一般社団法人保健室BOXは、保健室の現場の声をくみあげて直接支援する仕組みを持続可能な形で構築することを目的とし、養護教諭みずからが力をあわせる試みです。
この記事が、継続的なご支援をお考えいただける篤志家、企業などの皆様の目に触れる機会となれば幸いです。

私たちは、「誰もが自分の身体のことを安心して語り、知り、選べる社会」をつくることを大切にしています。
学校の保健室は、子どもが“ちょっとした不安”を打ち明けられる特別な場所です。この保健室を起点に、性や身体のケアについて「正しい情報に触れる機会」や「安心して話せる場所」を提供し、「恥ずかしい」「言いづらい」とされがちなテーマも、“見て・触れて・話して・考える”場をつくることで、誰もが自分の健康を守る力を育めるように--その思いを軸に活動しています。
【法人概要】
法人名:一般社団法人保健室BOX
所在地:埼玉県坂戸市
代表理事:石原 理
法人登録: 2025年5月
HP:
https://hokenbox.my.canva.site/box (HP内に各種お問い合わせフォームあり)
メール:hokenbox.jimu@gmail.com
Facebook:
https://x.gd/prLNz
Instagram:
https://www.instagram.com/hokenshitu.box25/