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家族や保育士・教師向けの「被災地の子どものケア」小冊子、聖学院大が第2版発行

「子どもの心にそっと寄り添う-被災地の子どものケア-」小冊子

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 聖学院大学(上尾市戸崎1)人間福祉学部こども心理学科が、震災から2年を前に家族や保育士、教師などの支援者に向けた小冊子「こどもの心にそっと寄り添う-被災地の子どものケア 第2版」を発行した。

第2版の発行にあたり寄せられたアンケート

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 同学科は昨年2月、被災地の子どもたちの心のケアの必要性から同冊子の第1版を発行したが、今回はこれを全面改訂した。冊子はB6版ブックレットで28ページ。第1版の読者からの感想や取り上げてほしい内容、体験談のアンケートを基に、読者と編集者が共同で制作を進めているのも特徴。2年目の今、読み聞かせたい絵本の紹介や、4月から全学教授に就任する姜尚中さんからの「10年後の子どもの心に寄り添う」メッセージ、スクールカウンセラーの役割、子どもの心のケアに役立つサイト情報などにより構成されている。

 担当者は「時間の経過とともに、子どもたちに必要な心のケアは変化している。今後も、10年後を見据えながら改訂を重ねていきたい」と話す。

 第2版は発行前から、被災地をはじめ全国の保育園から大学までの教育機関、病院、行政、NPOなどからの注文が相次ぎ、現在までに380部を配布。現在も希望者に無料で配布している。詳しくはホームページで確認できる。

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