さいたま新都心のけやき広場で8月3日・4日、福島第一原子力発電所の事故による被災者や出身者が交流と風化防止を目的とした復興支援イベント「がんばろうふくしま つながろうさいたま2013」が開催される。
原発事故の影響で今も避難生活を続ける人々や同地域の出身者が、夏祭りを通じて心をつなぐことで復興につなげようと、浪江町と南相馬市で生まれ育った7人で結成した「相双ふるさとネットワーク」が2011年から実施している同イベント。「原発避難者の精神的苦痛は大変複雑なもの。特に補償問題、東電との長きにわたった密着な関係性は、同じ故郷を持つ人にしか理解できない部分がある。自分達出身者にしかできない心の交流を目指している」と同ネットワーク代表の大田恵美子さん。イベントでは、原発事故の風化防止と被災者の孤立や孤独を防ぐことを目指し、さまざまな企画を準備している。
両日、避難している人々の出店による「なみえ太っちょ焼きそば」、同地方に伝わる「大堀相馬焼」、浪江町や南会津地方の地酒や地ビール、「南相馬多珂うどん」などを販売。同地域にある小高商業高校の商業研究部が企画・考案し、累計2万個以上を売り上げている「小高だいこんかりんとう」も同校生が販売。ステージでは、相馬流山音頭や、フラダンスショー、一輪車パフォーマンスなどを予定しているほか、福島県の公式キャラクター「きびたん」も来場予定。
開催時間は両日とも11時~16時。