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大宮・土呂にカフェ&シェアキッチン「トロトプラス」 地域交流の場に

担当の島野真帆さんと管理栄養士の星野由希さん

担当の島野真帆さんと管理栄養士の星野由希さん

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 カフェ&シェアキッチン「TOROto PLUS(トロトプラス)」(さいたま市北区土呂町2、TEL 070-8839-7719)がオープンして、7月24日で1カ月がたった。運営はコスモプラス。

土呂駅東口より徒歩1分 電車のホームからも店が見える 赤いひさしが目印

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 同店は、2020年9月より食堂やイベントスペースとして営業する「TOROto(トロト)」の姉妹店で、カフェとシェアキッチンのほか、菓子製造スペースも設ける。トロト同様、食・健康・医療をテーマに「地域の幅広い世代の人々とつながる場所」をコンセプトに運営する。席数は25席で、メニューはドリンクや季節に合わせたデザートなど。ワークショップやイベントなども開く。

 担当の島野真帆さんは「子ども向けワークショップやその他イベントも企画している。ワンドリンクの注文は必要だが、場所代なしでイベントを開いてもらうこともできる。会話を大切にし、お客さま同士のつながりを持てるコミュニティーカフェを目指している」と話す。毎週木曜には、ボランティアの看護師や公認心理士、障害児者相談員が中心となり、暮らしや健康、介護や家族の悩みなど誰でも無料で相談できる「くらしの保健室」を開いている。

 カフェに隣接するシェアキッチンでは、飲食店営業許可を取得した出店者が曜日・時間帯ごとに日替わりで営業する。席数はテーブルとカウンター合わせて9席。現在、コーヒースタンドや夜カフェ、ナポリタンを提供する店が出店している。島野さんは「仕事をリタイアし、第二の人生を考えている方、お菓子作りが好きでカフェをやってみたい方など飲食に興味がある方の問い合わせや見学も増えている」と話す。菓子製造スペースは菓子製造業の営業許可を取得すれば、時間単位での利用が可能。作った菓子に食品表示ラベルを貼り、外部で販売することもできる。

 開業に当たり、島野さんは「経験したことのない形態(カフェとシェアキッチン)だったため、直接見学に来る方への説明が難しかった」と話す。管理栄養士の星野由希さんも「実際にやってみないと分からないことが多かった。利用者の方と保健所に問い合わせ、一緒に調べるなどして私たちも学んできた」と振り返る。「今後はイベントも増やしていきたい。カフェもシェアキッチンも気軽に来てもらえたら」と呼びかける。

 カフェの営業時間は9時30分~17時。日曜・祝日定休。シェアキッチンは店ごとに異なる。

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