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大宮盆栽村で「大盆栽まつり」 100周年に先駆け7万人来場

若手の盆栽師勉強会や盆栽村制定100周年の活動に取り組む廣田敢太さん

若手の盆栽師勉強会や盆栽村制定100周年の活動に取り組む廣田敢太さん

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 大宮盆栽村(さいたま市北区盆栽町)で5月3日~5日の3日間、「大盆栽まつり」が開催された。

さいたま市の小学校の生徒の盆栽も展示された

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 盆栽文化を多くの人に知ってもらう目的で始まり、今年で41回目となった同祭。大宮盆栽協同組合代表理事で実行委員長の浜野博美さんを主宰に、多くの盆栽が展示された。期間中、約70の出店があり、実際に盆栽を購入することができ、3日間で7万人が来場した。

 2025年は盆栽村が制定されて100周年となるため、さまざまな取り組みが進められている。同祭では若手の盆栽師勉強会や盆栽村制定100周年の活動に取り組む廣田敢太さんによる盆栽のPR活動も行われた。

 廣田さんは「来場者は地域住民のほか、県外や海外からの訪問も多い。盆栽町をPRするユーチューブの登録者も8万人を超え、大半が海外のユーザー。コロナ禍によるテレワークを中心とした働き方改革の影響もあり、自宅など緑を求める若年層も多く見受けられる」と話す。

 「『大盆栽まつり』は盆栽を買う祭りだったが、これからは盆栽の歴史・文化を知ってもらい、初心者の人でも盆栽を楽しんでもらえる祭りにしたい。盆栽村の盆栽の文化は戦前からであり、現在まで継続していることを世界の皆さんに知ってもらうため、一大イベントとして盛り上げていきたい」と廣田さんは意気込む。

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