大宮・氷川参道沿いのイタリアンカフェ「mani e mano(マニ・エ・マーノ)」(さいたま市大宮区浅間町2)が1月25日で1周年を迎えた。
およそ20年間、トラットリアなど数店舗でキッチンスタッフの経験を積み、イタリアンレストラン数店舗を取りまとめるエリアマネジャーなども担当した店主・薬師神昌樹さんが開いた同店。イタリア語で「手と手」を意味する店名の「mani e mano」について、昌樹さんは「妻との長年の夢を形にした店。『夫婦で手を取り合って店を切り盛りする』という意味と共に、お客さまや以前の職場の仲間、生産者、取引先など、関わる全ての人々をつなげていく場でありたい、という思いを込めた」と説明する。
毎日15時まで注文できるランチメニューはパスタとサラダの「サラダセット」(1,200円)、さらに前菜を加えた「アンティパストセット」(1,500円)の2種。ディナータイムは前菜、パスタ、肉・魚料理、妻の陽子さんが手作りするデザートを季節ごとのアラカルトメニューで用意する他、昨年7月にはピザの提供も始めた。「水牛モッツァレラのマルゲリータ」(1,800円)など、常時7種類程度のピザメニューを用意する。「2日間かけて生地を仕込み、店内の窯で焼き上げる。来店の度に気に入ったピザを繰り返し注文してくれるお客さまも多く、作りがいがある」と昌樹さん。
接客も担当する陽子さんは「オープン当初に出産直前だったお客さまが、後日、赤ちゃん連れで来店してくれたことも。産後の大変な時期にわざわざ足を運んでくれたことや、息抜きの場としてこの店を選んでもらえたことがとてもうれしい」と話す。昌樹さんは「無事に1周年を迎えられたのは、お客さまの温かい励ましのおかげ。店名の通り、これからも地域のお客さまと手と手を取り合っていけたら。テイクアウトの要望も多いので、いずれは準備を整え、さらにお客さまの思いに応えていきたい」と意気込む。
1周年を記念して1月25日から、来店客にオリジナルステッカーを 進呈している(数量限定)。
営業時間は、11時~16時、17~21時。営業日はインスタグラムで知らせる。