小学4年生～中学3年生を対象にしたビジネス体験プログラム「“さいたま”あんとれすくーる」が参加者を募集している。主催は、さいたま市経済局商工観光部労働政策課（TEL 048-829-1370）。

子どもたちが一般客向けに東日本4自治体の特産品を販売した昨年の様子

　「あんとれすくーる」は、参加児童・生徒が「模擬会社」を設立し、商品の仕入れから販売、決算までをチームで行う実践型カリキュラム。働くことやお金の大切さを学びながら、「チームで働く力」「考え抜く力」「前に踏み出す力」を育むことを目的としており、今年で22年目となる。

　カリキュラムは9回構成。7月5日の新都心ビジネス交流プラザ（さいたま市中央区上落合）での開校式を皮切りに、事業計画作成、マーケティング調査、銀行融資プレゼンなどを経て、8月23日には「まるまるひがしにほん」（大宮区大門町）で一般客向けに東日本4自治体の特産品の販売会を実施予定。翌24日には決算と修了式を迎える。

　さいたま市労働政策課の担当者は「成功も失敗も仲間と共有しながら、夏休みにしかできない大きな挑戦をしてほしい」と参加を呼びかける。昨年の第21期では、参加者から「みんなと頑張ってやり遂げることができた」、保護者からは「子どもが自ら考え行動している姿を見ることができた」などと好評を得たという。

　対象は市内在住または在学の児童生徒（市外在住でも市内通学なら可）。定員は40人で、参加費は4,000円。募集期間は7月3日までで、定員に達し次第終了する。申し込みは、さいたま市の公式ページから受け付けている。