
「第21回20歳未満喫煙防止キャンペーン」が7月15日、大宮駅で実施された。主催は埼玉県たばこ商業協同組合連合会。
同キャンペーンでは大宮駅を利用する若者を主な対象とし、ポケットティッシュの配布を通じて20歳未満の喫煙防止を呼びかけた。主催の同連合会をはじめ、JT埼玉支社、関東財務局、埼玉県警察本部、日本フランチャイズチェーン協会などの団体が参加し、44人が活動に当たった。
開始に先立つセレモニーでは、同連合会の高沢啓会長が「20歳未満の喫煙防止は学校や地域社会で訴え続けることが不可欠。今日は短い時間だが、しっかりと取り組みたい」とあいさつし、士気を高めた。参加者は啓発メッセージが書かれたビブスを着用し、のぼり旗を掲げて、20歳未満への販売・喫煙禁止を呼びかけるチラシを封入したポケットティッシュを東口・西口で配った。主に駅前を通行する学生らが受け取っていた。
同キャンペーンについて、高沢さんは「この場ですぐに効果が得られるわけではないが、定期開催している未成年者喫煙防止協議会における各団体からのフィードバックを通して、啓発活動の意義を少しずつ実感できている。20歳未満の喫煙防止や分煙など、ルールを守ることが、よりよい社会づくりにつながれば」と期待を込める。