
ベーグルと焼き菓子、コーヒーを提供・販売する店「円花~わっか~」(さいたま市大宮区桜木町2)が7月12日、大宮ソニックシティ近くにオープンした。
さいたま市西区の建築会社「覺組(さとるぐみ)」の福田美香社長が、新規事業としてカフェ事業部を立ち上げ、生まれ育った大宮に開業した。
店長の福岡忍さんは15年間、自宅でパンとケーキの教室を開き、パンの販売も行ってきた。店名とロゴには「店に関わる人々と手を取り合って円(わっか)を生み、縁を大切にしたい」という思いを込めたという。開店準備中から、地域住民や地元店からの声援や支援をもらい、「無事にグランドオープンを迎えられた」と話す。「地元の方に手土産やコーヒーブレークの際に思い浮かべてもらえるような、日常に溶け込み、愛される店にしていきたい」とも。
同店では、「プレーン」(280円)、「キャラメルチョコ」(350円)、「白玉あん」「パイナップルクリームチーズ」(以上450円)、「枝豆ベーコンチーズ」(400円)など、スイーツ系や総菜系を含め20種類以上のベーグルをそろえる。ベーグルのほかにも、「ガレット」(360円)、「ショートブレッド5枚入り」(450円)、「ココナツとカカオのロッシェ」(800円)などの焼き菓子を用意し、ギフト包装にも対応する。
ドリンクメニューは「カフェラテ」(600円)、「ブレンド」(500円)、「フレーバーラテ」(650円)をはじめ、「アイスティー」(500円)、「レモネード」(600円)、「オレンジ」「アップル」(以上400円)など(いずれもテイクアウト価格)。コーヒーにはイタリア製のエスプレッソマシン「シモネリアッピア」と、京都発祥のコーヒーブランド「%ARABICA(アラビカ)」の豆を使い、バリスタが注文を受けるごとに一杯ずつ抽出する。
福岡さんは「当店のベーグルは『もちゅっ』とした食感が特徴。人気店の味や食感などを参考にせず、パン講師としての経験と理想の味を信じて作り上げた。今後はベーグルサンドや冷蔵のケーキも提供したい。訪れる度に楽しんでもらえる店づくりを続けていきたい」と意気込む。
店内には2人用と1人用のテーブル席があり、イートインにも対応する。店外のベンチは、ベビーカーを利用する人やペット連れも気軽に使える。
営業時間は10時~19時。月曜・木曜定休。