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NACK5スタジアム大宮に新スポーツ学童 10月開業に向けプレ体験会 

NACK5スタジアム大宮で行われたスポーツ学童プレ体験会

NACK5スタジアム大宮で行われたスポーツ学童プレ体験会

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 民間スポーツ学童「Omiya Xross Box(オオミヤクロスボックス)」のプレ体験会が9月6日・7日、NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮区高鼻町4)で開かれ、地域の小学生や就学前児童(年長)20人が参加した。スタジアムの指定管理者であるNTTグループなどの共同事業体が主導し、「SAL(サル)」(大宮区)が運営する。

サッカー教室でボールコントロールに挑戦

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 全国的にも珍しい、スタジアムを学童保育の場として活用する取り組みは、さいたま市が企業や団体と連携し社会課題の解決を目指す「さいたま市版SOIP(ソーシャル・オープン・イノベーション・プラットフォーム)」の採択事業。2024年度に行った、サッカーの試合がない平日のスタジアム活用の実証実験が今回の開業につながった。

 地域の20社以上と提携し、元プロサッカー選手やフリースタイルバスケのきよまろさん、スラックラインの早坂航太さんら国際大会優勝経験者も講師に迎えた。多様なスポーツ体験プログラムを提供するほか、近隣小学校に通う児童の送迎や宿題サポートも行う。SALの清水郁也社長は「さいたま市は子どもの数が増えている一方、自由に遊べる場所は少ない。勉強だけでなく、スタジアムを活用したさまざまなスポーツ体験で子どもたちの選択肢を広げ、未来の成長を支えたい」と話す。

 プレ体験会で子どもたちは、サッカー、フリースタイルバスケットボール、スラックラインに挑戦。緊張した表情を見せていた子どもたちも次第に笑顔となり、スタジアム内を元気に動き回った。最後には宝探しゲームを行い、スタジアムの広さを体感。小学2年の男児は「最初はドキドキしたけど、楽しかった。今度は好きなダンスもしたい」と話す。30代の男性保護者は「放課後にNACK5スタジアム大宮で体を動かす機会があるのは大宮らしい。スポーツ指導の質が高いのも魅力で、安心できる」と話していた。

 NTT東日本関信越まちづくり推進グループの日下優子担当部長は「見守りAIカメラなど、ICT(情報通信技術)やDX(デジタル活用)ツールも活用し、子どもたちを見守り、成長につながるサービスを提供していく」とし、「今後は多世代にもスタジアム活用の対象を広げていくほか、このスポーツ学童モデルを他のスポーツ施設でも活用していきたい」と意気込む。

 グランドオープンは10月6日を予定。現在、入会を受け付けている。

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