食べる

さいたまにベトナム料理店「ベトママの味」 食品研究者の店主が母の味再現

スープから手作りし、生の米麺を使用する「フォー」

スープから手作りし、生の米麺を使用する「フォー」

  • 3

  •  

 ベトナム料理店「ベトママの味」(さいたま市北区日進町2)が日進七夕通り沿いにオープンして、1月13日で1カ月がたった。

ベトナム料理「ベトママの味」(左)店主のロアンさん

[広告]

 2019年から同地区で営業してきたベトナム食材店「VietnamFood(ベトナムフード)」が移転・リニューアルした同店。これまで期間限定でフォーやバインミーを販売した際に好評だったことを受けて、飲食店開業を決めたという。

 店主のグエン・ティ・タン・ロアンさんは、ベトナム出身の食品・機械研究者。先に日本に来ていた夫・金子修士さん(2025年に国籍取得)と「一緒に住みたい」という思いと「研究を続けたい」という希望があり、2008(平成20)年に来日した。東京農工大学大学院に進学し、卒業後は5年間、農研機構(NARO)の特別研究員として植物関連や加工機械の研究に従事。2025年11月には当時の共同研究が評価され、「大阪発明協会 会長賞」を受賞した経歴を持つ。

 メニューは、北ベトナムの伝統的な家庭料理「フォー」(単品980円、セット1,350円)、スパイシーなスープの丸麺「ブンボー」(セット1,350円)、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」(680円)、屋台スナックの「ネムチュア・ザーン(発酵ソーセージのパン粉揚げ)」(500円)など。「優しくて、ホッとするベトナムの味」をコンセプトに、サイゴンビールや食材販売も行う。

 ロアンさんは「スープは牛骨をベースに、サトウキビや果物で甘みを加えて仕上げている。子どもの頃から母に教わってきた味と、長年携わってきた食品研究の経験が結び付いた」と振り返る。「母から受け継いだ味を大切にしながら、地域の皆さまの食卓の一部になる店を目指したい。忙しい毎日の中で、少しでも『家に帰ってきたような気持ち』になってもらえたらうれしい」と話す。

 家族で訪れた40代男性は「親しみやすい味でおいしく、子どもも完食していた。ベトナムならではの食材も入っていて楽しめた。近所なのでまた食べに来たい」と話していた。

 営業時間は、11時~14時・17時~21時(土曜・日曜は11時~21時)。水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース