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さいたまの音楽家が見沼の風景を音でつづる 伊レーベルからアルバム

「MINUMA~TIME SPACE EXISTENCE」を手に アーティストのNukumoriさん

「MINUMA~TIME SPACE EXISTENCE」を手に アーティストのNukumoriさん

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 さいたま市・見沼を拠点とするプロジェクト「MINUMA(ミヌマ)」が1月9日、イタリアの老舗アンビエント音楽レーベル「ROHS!/Lontano Series」からアルバム「TIME SPACE EXISTENCE(時間・場所・存在)」をリリースした。CDとデジタル版で、全11曲を収録している。

CDは大宮のmore recordsで取り扱い開始

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 楽曲は、アーティストのNukumori Eugene(ぬくもりゆーじん)さんが制作。ぬくもりさんは「約1年間にわたって、見沼の風景の中でつづった詩的な音の日記を編み上げた作品」と話す。

 さいたま市の大宮台地と見沼エリアは、数千年前の縄文海進の時期には海と陸の境界線だったとされる。ぬくもりさんは、かつて海岸線だったはずの見沼の土地や芝川沿いの土手に立ち、日の出や日没前後の静かな時間帯に環境音やメロディーを収集。それらを自宅スタジオでアナログシンセサイザーやエフェクター、ギターなどの楽器に置き換えて再構築した。「帰国後、自分の身体を日本になじませていく過程での『居場所(Existence)』への探究が11の楽曲になった」と振り返る。

 ぬくもりさんは芝浦工業大学(さいたま市見沼区)で建築を学び、香港で建築デザイナーとして15年間働いた後に帰国。海外生活で日課だった海辺の散歩に代わる場所として見つけたのが「芝川の土手」だったという。「そこは単なる散歩道ではなく、悠久の歴史や文化と接続し、どこか死生観を感じさせるような雄大な時間が流れる場所だった」と話す。

 「芝川沿いの抜けた空は海辺を思い起こさせる。大学時代に過ごした大宮第二・第三公園の風景にもノスタルジーを感じる」というぬくもりさん。「リリースをきっかけに、今後は音を聴きながらゆっくりと向き合うようなライブやイベントをさいたまで開いていきたい」とも。

 価格は1,980円。大宮のセレクトCDショップ「More Records(モアレコーズ)」(さいたま市大宮区)でも同日、CDの取り扱いを始めた。日本版はシリアルナンバー入りの限定100枚を販売している。

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