「第10回さいたま市長杯 さいたまヨーロッパ野菜料理コンテスト」の最終審査会が1月25日、プラザノース(さいたま市北区宮原町1)で開かれた。主催はさいたま食文化未来創造プロジェクト実行委員会。
同コンテストは2016(平成28)年に始まり、今年で10回目。さいたま市の特産品であるヨーロッパ野菜の普及と、地域の食文化を盛り上げていくことを目的に開いている。実行委員会事務局を務めるキユーピーの林太一さんによると、地域の農産物をテーマに10年以上にわたり継続している料理コンテストは全国的にも珍しいという。
対象は「ラディッキオ」「コールラビ」「カーボロネロ」などさいたま市産のヨーロッパ野菜を使った創作料理。プロの料理人を対象とした「洋食」「サラダ」「スイーツ」の3部門と、市内の小中高生を対象とした「児童生徒部門」、アマチュアの家庭料理を対象とした「一般部門」の計5部門で構成。今回は全国から160件を超える応募があり、当日はプロ3部門の予選を通過した9人の料理人が腕を競った。
審査の結果、市長賞・教育長賞を受賞したのは、プロ・洋食部門=福崎侑加さん(さいたま市大宮区・清水園)、プロ・サラダ部門=森英司さん(さいたま市大宮区・サクラスカイパレス)、プロ・スイーツ部門=砂永裕二さん(熊谷市・おふろcafeハレニワの湯)、児童生徒部門=松本淳誠さん(さいたま市立木崎中学校)、一般部門=田中雅代さん(さいたま市浦和区)の5人。
「コールラビのステーキ仕立て」で洋食部門市長賞を受賞した福崎さんは「コールラビの良さは甘みとうまみが引き出されるところ。ステーキとして香ばしく焼き、スープにも使うことで、コールラビが主役の料理にした」と話す。
「さいたまヨーロッパ野菜の彩りサラダ」でサラダ部門市長賞を受賞した森さんは、市内の老舗フランス料理店で修業を積んだ後、同店のシェフに就任。「修業先の店でも使っていたので、さいたまヨーロッパ野菜にはなじみがあった。受賞作品では、野菜ごとに調理法や食感を変えるよう工夫した」と話す。
実行委員長の北康信さんは「今回は野菜を使ったかき氷や、野菜をチーズに見立てるなど、驚きのあるメニューが多く見られた。回を重ねることで、応募者も過去の受賞作品を参考に研究し、レベルアップしてきている」と振り返る。